老化細胞の炎症物質を抑制ローヤルゼリー添加で山田養蜂場
(2026.9.22)
㈱山田養蜂場(岡山県苫田郡)は15日、ローヤルゼリー(RJ)が、老化したヒト表皮角化細胞で「SASP(老化関連分泌表現型)因子」の発現を抑制することを確認したと発表した。老化細胞から分泌され、周囲の細胞にも影響を及ぼす炎症性因子を抑える「セノモルフィック」作用を示したとしている。研究成果は科学誌「Molecular Biology Reports」に今年7月掲載された。
同社の健康科学研究所とグループの美容科学研究所が研究した。若年者由来のヒト表皮角化細胞を長期培養し、人工的に加齢状態を再現した複製老化モデルを作製。解析した結果、老化マーカータンパク質の発現変化やSASP因子の遺伝子発現など、老化細胞に特徴的な変化を確認した。
この複製老化モデルにRJを添加し、24時間後にSASP因子の一つであるIL‐6の遺伝子発現量を解析したところ、RJ無添加群と比べ発現を抑制した。
さらに、加齢に伴う自然老化への作用を調べるため、75歳と56歳由来のヒト表皮角化細胞でも同様の試験を実施した。RJ添加から24時間後、いずれの細胞でもIL‐6の遺伝子発現が抑制された。
同社では今回の結果から、RJが老化細胞そのものを除去するのではなく、老化細胞から分泌される炎症性因子を抑える天然由来のセノモルフィック素材として活用できる可能性を示したとしている。