龍泉堂、ヘアケアの機能性素材上市 ルッコラ葉由来「Kyoh」 毛包に関わる経路にアプローチ
(2026.10.15)
㈱龍泉堂(東京都豊島区)が、毛包に関わる経路にアプローチする植物由来のヘアケア機能性素材「Kyoh」の販売を開始した。毛髪自体への栄養補給だけでなく、毛髪の成長に重要な役割を担う毛包真皮乳頭細胞に着目して開発。一般健康食品への製品配合の提案を進めながら、機能性表示食品への応用可能性も検討していく。
「Kyoh」は、アブラナ科の一年草、ルッコラの葉から抽出・精製した植物由来の機能性原材料。厳選した欧州産ルッコラを原料に、スペインのPharmactive Biotech Products社が製造・開発した。Pharmactive社独自の製法で、ケルセチン、ケンフェロール、イソラムネチン由来のフラボノール配糖体「Erucosides」を1・5%以上で規格化している。
培養ヒト毛包真皮乳頭細胞に同原材料を用いたインビトロ試験では、毛包周囲の血管形成や毛周期に関わる「VEGF」、毛包内のケラチノサイト増殖などに関わる「FGF7」、酸化ストレスに対する細胞防御応答に関わる「NRF2」の3つの因子に作用し、同乳頭細胞の増殖を確認している。
臨床試験も確認している。毛髪の減少を自覚する30~60歳の男女150名を対象に無作為二重盲検プラセボ対照試験を実施し、同原材料を摂取させ、毛髪数や毛包数について、頭皮と毛髪を観察する非侵襲的な検査法のデジタルトリコスコピーで評価した。その結果、同原材料を摂取した群において毛髪密度などの増加を確認。摂取12週目には、300mg/日群において、毛髪密度が摂取前と比較し最大9%の増加を確認している。
同社では、1日の摂取目安量が100~300mgの少量であることや、水への溶解性に優れていることからサプリメントをはじめ、様々な食品形態に活用できる素材として提案を積極化させる。