菊の花エキス オリザ油化開発 尿酸改善作用に期待(2014.5.8)


 痛風予防作用が期待できる機能性食品素材「菊の花エキス」をオリザ油化㈱が新たに開発し、今月21日から都内で開催される展示会出展を機に上市する。抗炎症や抗アレルギー作用など、幅広い機能性を持つことが報告されているルテオリンをはじめとするフラボノイド類を高含有するもの。皮膚基底膜を保護し、健康的な皮膚を維持する働きも期待できることから、美容食品素材としても提案していく。

 新原料では粉末品と水溶性粉末の2製品を開発した。化粧品用素材も用意している。

 新原料の機能性としては、痛風の原因となる尿酸の合成酵素キサンチンオキシダーゼの濃度依存的な活性抑制作用が認められているほか、痛風モデルラットを用いた試験で足の浮腫を抑制するなど抗炎症作用が確認されている。そのため、尿酸合成を抑制して血中尿酸値を改善させる働きが期待でき、痛風予防が痛風症状改善につながる可能性がある。


Clip to Evernote

ページトップ