5月30日から札幌市などで開催 日本栄養・食糧学会第68回大会(2014.5.8)
日本栄養・食糧学会は5月30日~6月1日の3日間、札幌市教育文化会館などを会場に第68回大会(原博会頭・北海道大学大学院農学研究院)を開催する。同大会では、中心となる一般演題662題をはじめ、教育講演6題、シンポジウム12セッション、サテライトシンポジウム1題、関連学術集会5セッション、ランチョンセミナー12題を予定。来場者約2000名を見込む。
今回の特別講演は、北海道大学の斉藤昌之氏が「ヒト脂肪エネルギー代謝調節における褐色脂肪の役割と食品中の活性化因子」、中部大学の横山信治氏が「栄養因子としてのコレステロールと動脈硬化の発症」の演題で講演する。
一般演題では、「希少糖D‐アロース投与による非アルコール性脂肪肝炎の発症抑制効果」(熊本県大ら)、「老化促進マウスにおける大豆ペプチドの神経栄養因子発現増強効果」(信州大院ら)、「アスタキサンチンによる破骨細胞分化抑制メカニズム」(千葉大院ら)、「アムラとリンゴンベリー複合食品素材による皮膚改善効果」(農工大ら)などの機能性素材の報告が予定されている。
恒例の市民公開講座は3日目に開催。今回のテーマは「食とともに生涯を健康に生きる」。各ライフステージにおいて問題となる食物アレルギーや肥満、骨粗しょう症などと「食」との関わりを、最先端の研究内容で解説し、健康であるための食のあり方について講演する。