幼児アトピーに有効性示唆 ファンケルとニチモウバイオ
(2014.5.12)
㈱ファンケルとニチモウバイオティックス㈱は9日、ニチモウバイオが製造販売する麹菌発酵大豆培養物「イムバランス」の摂取による幼児のアトピー性皮膚炎への有効性を共同研究で確認したと発表した。ビフィズス菌と同時に摂取することで作用が増強される可能性も示唆されたという。
幼児アトピー性皮膚炎患者を被験者にした臨床試験で確認した。発表によると、「イムバランス」のみ、また同素材に加えてビフィズス菌を24週間摂取することで、アトピー性皮膚炎の判定基準「SCORAD」スコアなどから症状緩和傾向が認められたという。試験を実施したのは、あいち小児保健医療総合センターアレルギー科。
共同研究成果は今月9日から11日まで開催された「第26回日本アレルギー学会 春季臨床大会」でも発表。共同研究先には、NPOアレルギー支援ネットワークも加わっていた。