「健康な食事」を認証へ 厚労省 惣菜や弁当など想定(2014.5.15)
厚生労働省は、栄養学的に望ましく、かつ日本の食文化の良さを引き継いだ惣菜などの調理済み食品を、「健康な食事」として認証する新たな認証制度の考え方などをまとめ、13日に開催した同省の検討会に提案した。今夏までに検討、結論を得たあと、来年4月にも認証を開始する。
新たな認証制度は、「健康な食事」を実践しやすい環境づくりなどを目的にしたもので、国民にとり、一定の質が担保された食品を容易に選択できるメリットがあるとしている。
具体的には、コンビニやスーパー、宅配等で販売される惣菜などの調理済み食品を対象に、同省が定める基準を満たせば任意でマークなどの表示ができる仕組みにすることを想定している。
基準は、成人を対象に1食あたりのエネルギー量や栄養素摂取量などを試算したうえで決める。同省はごはんやパンなど炭水化物を主体にした主食、適切なたんぱく質の摂取につながる主菜、食物繊維やビタミン・ミネラルを摂取する副菜などに分けて基準を作るほか、体重管理に役立つ適切なエネルギー量などの基準も作る考えを示した。