LG生活、国内買収先を再編へ プラセンタ販売のR&Y、消滅会社に(2014.5.19)


 銀座ステファニー化粧品㈱がプラセンタ健康食品販売のR&Y㈱を7月1日付で吸収合併し、存続会社を銀座ステファニー、消滅会社をR&Yとする。韓国・LG生活健康が、日本国内傘下企業の再編を始めたかっこうといえそうだ。

 銀座ステファニーが16日、発表した。吸収合併の目的は、化粧品や健康食品の営業・販促・製造など、両社の関係部門の連携を強化し、事業効率を高めるためだとしている。

 同社によると、プラセンタ健康食品「プラセンタ100」などR&Yが現在販売している健康食品・化粧品は7月1日以降、銀座ステファニーを販売元として市場提供していく予定だ。

 銀座ステファニー、R&Yともに現在の代表者は、LGグループ副会長とLG生活健康CEO(代表取締役副社長)を兼務するチャ・ソクヨン(ソギョン)氏。LG生活が12年12月に買収したエバーライフの代表も務める。銀座ステファニーについては同年1月に株式の70%を取得し、傘下に収めていた。

 銀座ステファニーによると、今年2月にR&Yの全株式を取得したのは直接的には同社で、LG生活健康ではないという。そのため、買収完了時点でR&Yは銀座ステファニーの100%子会社となり、R&Yは4月、銀座ステファニーが入居するビルに事務所を移転していた。

 R&Yの竹尾昌大前代表が銀座ステファニーの役員に現在加わっているかどうかについて銀座ステファニーでは、「現在組織再編中のため、合併完了後の発表とさせていたただきたい」と答えるに留めた。


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