トクホ指導要領の改正、7月にも 消費者庁(2014.5.22)
消費者庁が検討している、特定保健用食品(トクホ)の申請上の留意事項などをまとめた「特定保健用食品の審査等取扱い及び指導要領」等の改正が、7月以降になる見通しとなっている。同改正については、昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画で、トクホの許可手続きの合理化、迅速化による申請企業の負担軽減を図る規制緩和策の一つとして、今年度中の改正が求められている。
現行の指導要領等は05年2月に厚生労働省が策定したもの。同庁は実施計画に基づき過去の許可案件や、許可に至らなかった案件の審査段階での指摘事項などを調べたうえで、代表的な保健用途別に試験内容を例示した改正案をまとめ、今年に入り消費者委員会の新開発食品調査部会などに提案、意見を求めたが、3月19日開催の新開発食品調査部会において、用語の整理ができていないことや、基準の強化につながりかねないとの指摘があり、専門家による再検討が行われることになった。
来月の専門家会合で決着が図られれば、7月にも改正される見通し。