高脂肪食による肌状態悪化を抑制 東洋新薬(2014.6.9)


 ㈱東洋新薬は、「フラバンジェノール」が皮膚中のコラーゲンやヒアルロン酸の合成促進に働くことを動物試験で確認した。東京農業大学の大石祐一教授との共同研究で確認したもの。高脂肪食の摂取による、皮膚中コラーゲンやヒアルロン酸の低下を抑制することが確認されたという。先ごろ開催された日本栄養・食糧学会大会で発表した。

 今回の研究は、高脂肪食の摂取が皮膚中のコラーゲン、ヒアルロン酸の量を低下させるという報告があり、高脂肪食を摂取する機会が増えている現代では肌への影響が懸念されることから、検証したもの。

 試験では、雄性ラットにフラバンジェノールを5%含む高脂肪食、含まない高脂肪食、またはフラバンジェノールを含まない通常食のいずれかを28日間摂取させ、採取した皮膚からRNAを抽出。その上で、I型トロポコラーゲンとヒアルロン酸合成酵素のメッセンジャーRNA量を測定した。

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