規制改革実施計画フォローアップ結果によると、食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備に関連して閣議決定された「栄養機能食品の対象拡大」は「検討中」の段階であり、消費者庁と厚生労働省は今後、15年版日本人の食事摂取基準の内容を踏まえ、「対象成分を追加する予定」だという。
また、14年度上半期に実施される必要がある「消費者に分かりやすい表示の見直し」に関しては「未措置」。消費者庁らは今後、「特定保健用食品の許可申請手続きの合理化、迅速化にあわせて措置を行う予定」で、見直しに向けては「消費者、事業者双方にとって、表示に関するルールが適格に理解できるよう必要な措置を行う予定」だとしている。
「分かりやすい表示の見直し」では、トクホや栄養機能食品でも、「消費者の選択に資する分かりやすい表示を検討し、早期に見直しを図る」ことが求められている。