韓国生活用品最大手LG生活健康のグループ会社、銀座ステファニー化粧品とR&Yが7月1日付で合併し、存続会社の銀座ステファニーが新体制に移行した。常駐しないチャ・ソクヨン社長(LG生活健康CEO兼LGグループ副社長)に代わり、元R&Y社長の竹尾昌大氏と銀座ステファニー役員の安藤恵子氏の二人が取締役副社長として経営を主導する。合併に伴い、同社の年商は150億円規模に拡大。さらなる成長のかじ取り役は、竹尾副社長が担う。
新体制では、新規顧客の獲得を重視。これに当たっては当面、旧R&Yの主力製品「プラセンタ100」を活用する考えだ。同品の年間売上高は60億円超。竹尾副社長は「緩やかになってはいるが、顧客の拡大は(現在も)続いている」とする。
通信販売で売上高を拡大してきた同品だが、九州や北陸を中心にしたドラッグストア500店舗で現在、テスト販売が行われている。「反応は意外と悪くない。店頭専用のプラセンタ商品も販売していきたい」と竹尾副社長。また、「近いうちにフルチャネルを使った販売展開に乗り出す」とも話している。