大塚とアサヒでシェア50%超 CVS売れ筋(2014.8.7)
コンビニエンスストア(CVS)の機能性食品売上は、大塚製薬とアサヒフードアンドヘルスケアの2社合計のシェアが50%超で推移している。POSデータ分析のデータビジュアル㈱が調査したもので、調査対象店舗は首都圏270店。今年7月28日から8月3日の1週間を対象にPOSデータを分析した。
270店合計の商品別売上上位10品は、1位から順に「カロリーメイト チョコレート味」(大塚)、「ウイダーインバー ベイクドチョコ」(森永製菓)、「カロリーメイト チョコレート2本入り」(大塚)、「カロリーメイトブロック フルーツ味」(大塚)、「ソイジョイ アーモンド&チョコ」(大塚)、「カロリーメイト フルーツ味2本入り」(大塚)、「クリーム玄米プラン ブルーベリー」(アサヒ)、「ソイジョイ ブルーベリー30g」(大塚)、「1本満足バー チーズタルト」(アサヒ)、「1本満足バー チョコタルト」(アサヒ)。
データビジュアルの市井昭夫社長は「大塚とアサヒ2社合計のインストアシェアは数年来、50%超で推移している」と分析する。今回調査の11~20位でも大塚5品、アサヒ4品、森永1品とメーカーの顔ぶれは上位10品と変わらない。
市井氏はフランチャイズオーナーとして複数店舗のCVS経営経験を持つが、CVSでは「商品力よりもメーカーによる売場支配力が売上を左右する」。これが顧客に対して、2社の品揃えへの期待感を促している。「大塚とアサヒの商品が品切れを起こしていると、品揃えの悪い店との印象を与えてしまうため、どの店でも2社の品揃えを優先している」。
大塚とアサヒの売場支配力では、アサヒが大塚に迫る勢いを示しているという。