GGOH、高含有原料供給へ フィトファーマ(2014.8.28)
フィトファーマ㈱がアナトー油脂を原材料にした新規素材の供給準備を進めている。近年になり抗炎症作用などの機能性を持つことが報告されているゲラニルゲラニオール(GGOH)と、トコトリエノールの総含有量を規格化したもの。製造体制が整い次第、日本や米国向けの供給をスタートさせる。
GGOHは、ジテルペンアルコールの一種。ビタミンEや、他のジテルペンの生合成中間体の役割があり、化学構造としては、ビタミンK2の側鎖構造を持つ。
同社では、天然色素の原材料としても利用される植物アナトーから、GGOHとガンマ・デルタトコトリエノールの両方を含有する食用原料の製造方法を確立。供給開始当初は、双方の含有量を25%ずつ、計50%以上で規格化した製品を「GGTT‐50」の名称で提案していく方針だ。