アピ、ネクストステージ工場を竣工(2014.9.4)

アピ_NS工場

 アピ㈱は3日、昨年9月に着工した新工場「揖斐川ネクストステージ(NS)」を竣工した。将来の基幹工場にしたい考えで、新工場により約100億円の売上増を目指す。

 新工場は、同社の揖斐川工場の敷地内に設立したもので、敷地面積約6万3000平方㍍、地上6階建て。投資額は30億円。

 5階までの製造フロアは、建物中央に自動倉庫を配置することで、約1150平方㍍ずつの独立した10個のエリアに分けた。異なる製品を相互の影響を受けることなく同時製造できることなどを目的に設計したもので、例えば、特定企業の特定製品の製造だけに1エリアを利用することも可能。これにより、「刻々と変化していく顧客の要望」に柔軟に対応する。

 現在のところ実装エリアはスティック包装を行う1エリアのみ。初年度はほかにもドリンクやソフトカプセルなど4エリアを実装し、具体的な製造品目は決まっていないが、今後3~5年かけて全エリアを実装、稼働させる計画だ。これによって既存の池田工場とほぼ同規模となる約100億円の売上増を見込む。

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