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シーベリーとノコギリヤシ 5α‐還元酵素阻害高める (2020.2.27)

 シーベリーエキスとノコギリヤシエキスを組み合わせることで、排尿サポート機能が相乗的に高まる──このような知見をシーベリーエキスの原材料供給を手掛けるオリザ油化(愛知県一宮市)が明らかにし、このほど特許出願した。ノコギリヤシエキスの主要機能として知られる5α‐還元酵素阻害作用の相乗効果を明らかにしたもの。シーベリーエキスに同作用のあることも確認した。

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セラミド 肌トクホが絶好調 発売1年で売上29億円(2020.2.27)

 米由来グルコシルセラミドを関与成分にした特定保健用食品『ディフェンセラ』(粉末清涼飲料)が好調だ。販売するオルビスは2月14日、昨年1月1日の販売開始から今年1月30日までに約115万個、金額として約29億円を売り上げたと発表した。当初の販売計画を大きく上回る形で推移している。

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大豆イソフラボン 女性向け機能で新知見 (2020.2.6)

 ダイゼインが豊富に含まれるアグリコン型大豆イソフラボンを継続摂取すると、子宮内膜症に伴う月経痛が改善される可能性のあることが、ヒトを対象にした試験で示唆された。京都府立医科大学産婦人科教室(北脇城教授)とニチモウバイオティックス(東京都港区)の共同研究によって確認されたもので、試験には、同社が製造販売する大豆イソフラボン原材料『アグリマックス』が使用された。

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ローヤルゼリー 「機能性」市場進出へ (2020.2.6)

 ローヤルゼリー(RJ)由来の成分を機能性関与成分にした機能性表示食品(サプリメント)の届出が初めて実現した。RJなど蜂産品の製造販売も手掛ける健康食品受託製造大手のアピ(岐阜県岐阜市)が研究レビューなどを実施した上で届け出たもので、ヘルスクレームは「肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能があることが報告されています。肌の乾燥が気になる女性の方に適しています」。1月27日に公開された。

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ルテオリン 増える届出 2ケタ台に 尿酸値対応で味覚糖も(2019.12.26)

 菊の花エキス由来ルテオリンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を味覚糖が初めて行い、12月11日に公開された。『大人のCOLA CANDY』などキャンディ2品を同時に届け出たもので、いずれも尿酸値が高めの男性の尿酸値を下げる働きを訴求する。これにより、ルテオリンで尿酸値に対する機能を訴求する届出の件数は、合計11件と二ケタ台に乗った。今年度に入り、件数を大きく積み上げている。

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植物セラミド 肌だけでなく脳にも 認知機能維持する可能性(2019.12.26)

植物セラミド アルツハイマー発症予防の可能性 北大①

 肌の潤いを保つ機能性を持つことで知られる植物由来セラミド(グルコシルセラミド)が、アルツハイマー病の予防に有効である可能性を突き止めたと、北海道大学の研究チームが12月19日、都内で記者会見を開いて発表した。今のところ動物に対する知見にとどまるが、こんにゃく芋由来グルコシルセラミドをアルツハイマー病モデルマウスに経口投与したところ、同病の発症原因とされるアミロイドβ蓄積が抑制されたり、短期記憶行動障害が改善されたりしたという。

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コリンエステル ナス由来成分で届出目指す (2019.12.12)

 信州大学やADEKAなどが参画する「ナス高機能化コンソーシアム」は11月19日、ナスに高含有するコリンエステルが血圧低下機能や抗ストレス機能を持つ可能性を、プラセボ対照二重盲検ランダム化比較試験で確認したと発表した。コンソーシアムでは今後、今回の臨床試験結果を土台に、ナス由来コリンエステルを機能性関与成分とする機能性表示食品の研究開発を生鮮食品、サプリメントの両面で加速させ、2021年3月までの届出を目指す。

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インターナショナルフーズ 長期臨床試験を開始(2019.12.12)

 植物発酵エキスの摂取による腸内環境や体調に及ぼす効果を検証する目的で、インターナショナルフーズ(島田佳典社長)が11月から長期臨床試験を開始した。国内大学付属クリニックと共同して行うもので、2021年3月末まで段階的に試験を続ける計画。植物発酵エキスの有効性に科学的根拠を得るため、同社は以前から臨床試験を継続的に実施していた。新たに開始した長期臨床試験を通じて、これまでに得られた科学的裏付けを更に強固なものにしたい考えだ。

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認知機能対応 一般食品でも広がるか(2019.11.21)

 認知機能に及ぼす一般食品の効果を臨床試験で検証した成果を食品メーカー大手が相次いで発表した。ココアの単回摂取やカマンベールチーズにその機能が期待できるという。認知機能関連のヘルスクレームを行う機能性表示食品の届出は現在210件超に上る。そのうち約170件をサプリメントが占有しているが、脳の健康を巡る需要獲得競争に今後、一般食品が大きく関わってくることもあり得そうだ。加えて、最近では生鮮食品でも認知関連機能を訴求する届出が増えている。

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花王申請のトクホ食用油 「安全性に問題ない」 (2019.11.21)

 花王が特定保健用食品(トクホ)の表示許可を消費者庁に申請した、α‐リノレン酸ジアシルグリセロール(ALA‐DAG)を関与成分とする食用油4品目について、食品健康影響(安全性)評価を行っていた食品安全委員会の新開発食品専門調査会は、11月12日までに審議結果案を取りまとめ、花王の提出資料にもとづく限り、「安全性に問題はない」と判断した。

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