消費者庁は6月8日に令和3年版の消費者白書を公表し、「最近注目される消費者問題」の1つに、インターネット通販における健康食品等の「定期購入」に関する相談件数の増加を取り上げた。2020年の相談件数は、およそ6万件に上り、過去最多を記録したことを伝えた。
消費者庁がインターネット上のアフィリエイト広告に関する有識者検討会を立ち上げ、初回会合を6月10日にオンラインで開催する。健康食品や化粧品が対象になることも多いアフィリエイト広告を同庁は以前から問題視。現在進めている「実態調査」の結果も踏まえて規制の方策などを探る方向だ。年内に一定の結論を得たい考え。検討会の事務局は、景品表示法の執行を担当する同庁表示対策課が務める。
薬機法に基づく食薬区分の「もっぱら非医薬品」(医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質「原材料」)リストに、ガルシニアインディカなど計4原材料が追加された。厚生労働省医薬・生活衛生局の監視指導・麻薬対策課が5月12日付で都道府県に通知。同課は今年3月、食薬区分の一部改正案を示し、意見募集(パブコメ)を行っていた。
厚生労働省は大麻に関する規制を一部見直す考えを5月14日までに正式に明らかにした。現在は大麻の葉、花穂など「部位」を規制。これを今後、大麻に含まれる幻覚成分THC(テトラヒドロカンナビノール)など「成分」に着目した規制に見直す。
栄養機能食品の容器包装表示に法令違反があったとして、消費者庁は5月13日、大分県大分市の健康食品販売会社に対し、食品表示法に基づく指示処分を行い、同14日に発表、社名を公表した。栄養機能食品の容器包装表示では、食品表示法に基づく食品表示基準が定める義務・禁止表示事項を遵守する必要があるが、同庁の調べで同社は計6カ所で表示違反を行っていた。同庁は、同社に対し、食品表示に関する「知識の欠如」や「管理体制の不備」などを指摘。原因究明などを指示した。
健康食品をはじめとする食品のインターネット上の広告・表示を巡り、消費者庁が昨年4月から今年3月まで2020年度の1年間に、虚偽・誇大表示の恐れがあるとして表示改善を事業者に指導した件数が前年から大幅に増加し、計454事業者473商品に上った。前年度は278事業者337商品で、事業者数としては170余も増加した。
総務省統計局が5月11日に公表した2021年2月の家計調査(2人以上世帯)結果で、サプリメントなど健康保持用摂取品の1世帯あたり支出額が2カ月ぶりに増加した。支出額は1181円と今年初めて1100円台に乗り、前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で7.8%増加した。
厚生労働省がCBD製品の買上調査を行っていたことが分かった。大麻に該当する疑いがあったり、不当表示の可能性があったりするCBD製品が国内市場に流通しているかを把握する目的。併せて、CBD製品の国内販売状況も調査していた。同省では、これら調査を今後も定期的に行う考えを示している。
2020年度「F」シリーズの機能性表示食品の届出総数は、4月14日にあった届出情報更新で1000件を突破、1007件に達した。届出日の上では20年度は終わっておらず、最終的には1100件くらいまで拡大するかもしれない。