㈱資生堂がグルコシルセラミドを関与成分とする特定保健用食品として「肌が乾燥しがちな方に適す」旨の表示を申請していた清涼飲料水「素肌ウォーター」について、消費者庁は1日、表示を許可し、発表した。トクホで肌に対する機能表示が許可されたのは初。グルコシルセラミドを関与成分とするトクホも初となる。
消費者庁は、機能性表示食品の届出ガイドラインを一部改正し、4月1日に施行する。また、届出データベースの運用も同日より開始する見通しだ。
健康食品「えがおの黒酢」を摂取するだけで著しい痩身効果を得られるかのような広告表示をホームページで行っていたのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるなどとして、消費者庁は30日、健康食品通販の㈱えがおに対し、再発防止などを求める措置命令を行い、発表した。同庁と公正取引委員会(九州事務所)が合同調査した。
経済産業省が発表した2月の商業動態統計(速報)によると、ドラッグストア(1万3615店舗)の商品販売額は4422.56億円で、前年同月比10.4%(418.08億円)増と11カ月連続で前年同月実績を上回った。2ケタ増も昨年5月以来9カ月ぶり。
γ‐アミノ酪酸(GABA)の精神ストレス軽減作用およびリラックス作用を検証する研究レビューを、米胚芽由来GABAを原料供給するオリザ油化㈱が実施した。レビューの結果から想定される機能性表示は、「GABAにはデスクワークに伴う短時間の精神ストレスの軽減およびリラックス作用があることが報告されています」だとしている。今後、最終商品販売会社などに対する届出支援を行いたい考えだ。
東京都は25日、2015(平成27)年度健康食品試買調査結果をまとめ、購入した126品中103品で関係法令に違反または違反の恐れがある表示や広告があったとして、事業者に改善などを指導した。
機能性表示食品の届出情報更新で、28日、健康食品・化粧品通販の㈱愛しとーと(旧HRK)はじめサニーヘルス㈱、オハヨー乳業㈱が届け出た加工食品などの届出情報が新たに公開された。3社とも初の届出受理。これにより、届出総数は計269品目となった。
日本健康・栄養食品協会は、昆布やモズクなど褐藻類に含まれる食物繊維であるフコイダン及び酵素処理フコイダン食品の認定健康食品(JHFA)の新規規格化に向けた専門部会を設置、22日に初会合を開いた。専門部会はフコイダンの原料事業者が集まり、最終的に規格を決める同協会の規格基準検討会に諮る規格原案作りを進める。同協会では2017年3月までの規格基準公示を目指す。