消費者庁は、2016年度予算で実施する健康食品の科学的根拠の文献査読や実証などを行う、セカンドオピニオン事業の公募を開始した。一般競争入札方式で行い履行期間は来年度末の17年3月末まで。来月4日に説明会を行い、同23日の入開札で受注者を決定する。
リパミン広報センター(幹事会社・DKSHジャパン、ビーエイチエヌ、ヘルシーナビ)は25日、大豆由来フォスファチジルセリン(PS)の脳機能改善作用、肉体的・精神的ストレス軽減作用をそれぞれ検証した研究レビュー概要を紹介する無料セミナーを都内で開き、業界関係者ら約60名が聴講に訪れた。
丸善製薬㈱はこのほど、ブラックジンジャー抽出物を含有する脂肪分解促進剤や肥満解消剤の発明に関し、同社が出願していた特許が登録(第5863721号)されたと発表した。
消費者庁は、健康増進法で規定する食品の虚偽誇大表示の禁止に関する執行権限を、4月1日から都道府県へ移譲するのに合わせ、このほど関連指針(ガイドライン)の改正案をまとめた。3月9日までパブリックコメントを受け付け、同月中旬にも成案を公表する。
スノーデン㈱が乳酸菌原料市場に新規参入する。乳酸菌の機能性として一般的に知られる整腸作用とともに、「健胃」作用を持つことを動物試験などで見出した乳酸菌を先ごろ開発、今春にも供給を始める計画だ。胃に対する機能性としては、胃のトラブルの原因になるとされる胃酸の過剰な分泌を抑えたり、ピロリ菌の活性を抑制したりする働きが期待できるという。
UHA味覚糖㈱と近畿大学は22日、昨年8月から進めていた近大マグロを用いたコラーゲン事業を開始すると発表した。まずは新ブランドを立ち上げ化粧品とグミを市場投入し、併せて原料供給事業にも着手する方針だ。
S‐アデノシルメチオニンを機能性関与成分とし、「膝関節の違和感を緩和する」働きを訴求する機能性表示食品のサプリメント「チアフル酵母」の販売が、4月11日から始まる。届出者の健康食品通信販売の㈱インマイライフが18日、発表した。通信販売のみで展開する。
消費者庁の「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」(寺本民生座長・帝京大学臨床研究センター長)の第2回会合が16日に開かれ、検討課題となっている①機能性関与成分における栄養成分の取扱い②機能性関与成分が明確でない食品の取扱い――について論点整理を行った。次回の事業者ヒアリングやその後の検討に活かす。
機能性関与成分が明確でないエキスなどの食品の取扱いの論点整理も、消費者庁が制度対象とする必要性、安全性、機能性表示、国の関与の4点を挙げ、これを基に議論を行った。