ノニジュースを中心にNB展開するモリンダジャパン合同会社は、エリアディベロッパー(AD)有資格者などを対象としたLTO(Limited Time Offer)の新施策が始動する。22日から植物栄養素を豊富に含ませた抗AGEで訴求するホールフード4製品を限定的に投入し会員ビジネスを促進させる。
「記憶をサポートする」働きを訴求する機能性表示食品の「さば水煮缶詰」の販売が4月にも始まる見通しだ。同様の機能を表示するフィッシュソーセージの届出が受理されていたマルハニチロ㈱が届け出たもので、ソーセージと同じく機能性関与成分はDHA(ドコサヘキサエン酸)。17日から届出情報の公開が始まった。
経済産業省が発表した昨年12月の商業動態統計(確報)によると、ドラッグストア(1万3524店舗)の商品販売額は4910.22億円で前年同月比5.9%(273.01億円)増だった。前年同月比較の増加は9カ月連続。商品別では健康食品が151.27億円で同6.8%(9.58億円)増、ビューティーケア(化粧品・小物)が751.18億円で同8.4%(57.98億円)増、食品が1207.96億円で同9.5%(104.76億円)増と、いずれも9カ月連続で前年同月実績を上回った。このほか、調剤医薬品は335.14億円で同3.3%増、OTC医薬品は715.82億円で同3.1%増だった。
昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画に盛り込まれていた特別用途食品制度の見直し検討が始まった。消費者庁は9日、「特別用途食品制度に関する検討会」(中村丁次座長・神奈川県立保健福祉大学学長)の初会合を開いて議論を開始。今後、ワーキンググループ(WG)も設置して議論を進め、今秋にも報告書をまとめる。
機能性表示食品の届出情報更新で、10日、DHAを機能性関与成分として「記憶をサポートする」機能を表示する魚肉ソーセージが、新たに追加された。DHAとEPAの両方を機能性関与成分とする届出は既に複数出ているが、DHA単体、かつ「記憶」に言及する届出が受理されたのは初めて。マルハニチロが届け出た。
雪印メグミルク㈱が昨年秋に発売した機能性表示食品「恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト」の売上が好調だ。機能性表示食品としてリニューアル発売する前の2015年第1四半期と、発売後の第3四半期を比較すると、個食タイプの平均購入金額は6・5倍以上、ドリンクタイプは同じく3.5倍以上に伸びた。直近業績を見ても、「好調な推移を継続している」と言う。
森下仁丹㈱は9日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。ヘルスケア事業で取り扱うオーラルケア商品群が低迷したものの昨年6月に市場投入した機能性表示食品「ヘルスエイド シリーズ」が堅調に推移し、事業部全体の売上高は前年同期と比較し2億8100万円増の49億5400万円を計上した。損益面では、先行投資的に費やした機能性表示食品のプロモーション活動の負担が大きく、セグメント損失は3億3000万円となった。
消費者委員会の「特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会」(寺本民生座長・帝京大学臨床研究センター長)は4日、特定保健用食品(トクホ)や健康食品の広告規制について議論し、健康食品の虚偽誇大表示の規制強化やトクホを含めた執行体制の強化が必要との方向で意見がまとまった。3月にも取りまとめる報告書に盛り込む。