経済産業省は4月25日、「平成29年度電子商取引に関する市場調査」を発表した。健康食品についても触れ、「「BtoC‐ECによる売上が着実に拡大している」とし、「健康食品のメインユーザーである高齢者が、ネット購入に移行している」ことが要因だと分析した。また、中国の消費者が越境ECによって日本から購入する額は、前年比25.2%増の1兆2978億円と2017年も2桁台の高い伸びを示した。
体脂肪を巡るトクホのヘルスクレームに多用されている「気になる(方に)」。この表現が今後新たに認められることはもはやないだろう。それに代わって今後認められるのは、摂取対象者をより正確に表現した「体脂肪が多めの方に」。「気になる」で許可を取得した企業の中には、パッケージ表示を変更する動きも出ている。
厚生労働省は4月20日、第1回「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会」(座長・伊藤貞嘉・東北大学大学院医学系研究科教授)を開き、食事摂取基準の見直し作業をスタートした。超高齢社会をにらみ、高齢者の低栄養やフレイル予防のための目標量、高齢者の体重当たりの摂取基準などを新たに設定する見込みだ。小児で一部未設定だった基準も設定する。検討会では来年3月に報告書をまとめる方針。新基準の告示は2019年度中の見通しだ。
厚生労働省が昨年6月に出した食薬区分一部改正案で、「専ら医薬」として取り扱うこととされたムラサキムカシヨモギ(Vernonia cinerea)の全草について、同省は18日、考えを改め、条件付きで「専ら非医」として取り扱うことを公表した。食経験などを巡りパブリックコメントで疑問の声が上がり、検討の上で判断を覆した。異例のことといえそうだ。
鹿児島県の徳之島町は、島内の生産組合が栽培する健康食品向け原料「シマアザミ(向春草)」の1次加工工場「徳之島町機能性植物加工センター」を竣工、21日に開所式を開いた。島内に初の加工施設ができたことで、生産量と効率の向上を見込む。
機能性表示食品制度での軽症者データの取り扱い方法などを検証する委託調査事業を、消費者庁が今年度の1年間を掛けて実施する。疾病に罹患していない人を対象とする同制度では現在、一部例外はあるが、機能性の科学的根拠に軽症者データの使用を認めていない。調査事業ではまず、アレルギー、尿酸、認知機能の3領域について検討を行う。ただ、事業の受注者が検討領域の拡大が必要と判断すれば、他の領域を加える可能性もある。
消費者庁は9日、2017年度に実施した特定保健食品(トクホ)と機能性表示食品(機能性)の買上調査結果を公表し、トクホ1品目で関与成分含量が必要量に満たなかったことを明らかにした。
消費者庁が先月28日に機能性表示食品の届出ガイドライン(GL)を改正してから約2週間が経過した。第3次改正となった今回の改正について消費者庁は、「かなり大幅な見直し」(食品表示企画課)と説明している。実際、エキス・分泌物の取り扱い指針も追記し、機能性関与成分の対象拡大を実行した。ただ、エキス・分泌物の運用には届出データベース(DB)の改修も必要なため、届出が可能となるのはしばらく先。制度施行時とは大きく異なり、関係企業は落ち着いて対応準備に取り組める。
政府は13日、食衛法改正案(食品衛生法の一部を改正する法律案)を閣議決定し、国会に提出した。また、厚生労働省は同案(骨子案)に対するPQQ IC認証を取得電子タグ導入原材料で国内初 三菱ガス化学トクホ審査 調査部会パブリックコメントの結果も公表した。国会での審議は4月以降になりそうだが、「森友問題」や「働き方改革法案」の影響もあり、情勢は流動的だ。
トクホ(特定保健用食品)のヘルスクレームでお馴染みの「体脂肪が気になる方に」。機能性表示食品でもみられる表現だが、トクホの審査を行う消費者委員会の新開発食品調査部会でいま、その表現を巡り審査方針が変わりつつあるという。今後、より厳密に摂取対象者を示す表現が要求されそうだ。