機能性表示食品として「骨の健康に役立つ」と表示する生鮮食品「三ケ日みかん」が、5日以降に店頭で購入できるようになる。届出者のJAみっかび(三ヶ日町農業協同組合)によると、4日から出荷を開始、初日は179件のみかん生産農家から約260㌧を出荷した。
㈱ディーエイチシーは、機能性表示食品として消費者庁に届け出ていたサプリメント「エクササイズダイエット」を今月11日から直営店と通信販売で売り出す。内臓脂肪や体脂肪の減少をサポートするグラブリジン含有甘草抽出物を機能性関与成分にするもので、届出日は8月18日付。同品を摂取しつつ運動も行うことで、「健康的なダイエットをサポート」するなどとして肥満気味の人に提案する。同社が2日、発表した。
消費者庁が10月30日に行った、機能性表示食品の届出情報更新で、ビルベリー由来アントシアニンを機能性関与成分にするサプリメントなど、4品目の届出情報が新たに公開された。届出総数は計122品目になった。ただ、届出書類の提出状況は400件を既に超えている。
中鎖脂肪酸を用いた健康油「ヘルシーリセッタ」の海外展開を進める日清オイリオグループ㈱は、韓国の大手総合食品企業・大象(デサン)社と韓国健康機能食品の認証を取得した韓国版「ヘルシーリセッタ」を共同開発、韓国の量販店、百貨店などでの販売を10月下旬より開始した。大象が持つ総合食品ブランド「清浄園(チョンジョンウォン)」を活用して市場への浸透を図る。同社が先月30日に発表した。
機能性表示食品の消費者認知率はおよそ8割にのぼるとするインターネットを使った消費者意識調査の結果を、広告代理店最大手の電通が27日、発表した。調査時期は9月中旬、調査対象者は全国男女1000名。楽天リサーチに調査委託する形で実施したという。
消費者庁の板東久美子長官は28日の定例会見で、機能性表示食品制度の見直し検討について、「(法や政省令改正を伴う)制度の改正と、ガイドライン改定など運用上の問題とは線を引ける。ガイドラインは逐次検証しながら改善していく」考えを伝えた。
㈱ファンケルが29日に発表した2016年3月期第2四半期決算は、機能性表示食品「えんきん」が好調に推移したことで栄養補助食品関連事業の売上高が前年同期比23.3%増の137億6900万円と大幅な増収になった。ダイエットサプリメント「大人のカロリミット」も好調だった。
㈱ファイナールは、9月16日付で日本健康食品規格協会(JIHFS)から健康食品GMP工場として認証された。原料の入庫から製造・出荷に至る全ての過程において、製品が安全で一定の品質であることが保たれる工場であることが認められた。
消費者委員会が9月に実施した「特定商取引法専門調査会」(後藤巻則座長・早稲田大学教授)の中間整理に対する意見受付に4万315件の意見があったことが、26日に開催された同調査会会合で、同委事務局が結果報告し明らかになった。個人や団体などの区分けはせず、どういった立場の人が意見したかは不明だが、4万件を超す意見が集まったのは異例で、特商法改正に対する関心の高さをうかがわせた。