「記憶の精度を高める」といった機能表示で先月上旬に届出公表されていた機能性表示食品「ネイチャーメイド イチョウ葉」が12月3日より大塚製薬㈱より市場投入される。同社が16日発表した。
イチョウ葉エキスを配合し、「認知機能」に言及する機能性表示食品のサプリメントが、12日にあった届出情報更新で追加された。アサヒフードアンドヘルスケアが届け出たもので、同素材の届出が受理されるのは2例目となる。
消費者庁が12日に行った機能性表示食品の届出情報更新では、アサヒフードアンドヘルスケアのほかにも、東洋新薬の加工食品2品、アサヒ飲料の同1品の計4品目が追加され、届出総数は計137品目(うち2品目は届出撤回)になった。1カ月余りで30品目超が積み上がった格好。ここにきて更新頻度が高まるとともに、更新1回当たりの追加品目数が増加傾向にある。
消費者委員会は、消費者庁から特定保健用食品(トクホ)の表示許可に係る諮問を受けた山本漢方製薬㈱の「大麦若葉粉末」について、特定保健用食品として認めることとして差し支えない旨の結論が得られたとして10日付で同庁に答申した。
コラーゲンペプチド供給大手2社の16年3月期第2四半期連結決算が出揃い、ニッピ、新田ゼラチンとも売上が増加した。コラーゲンペプチド需要が改めて上昇基調に転じた可能性も窺わせる。
機能性表示食品として届け出られた科学的根拠の検証事業を消費者庁が始める。検証対象は10月31日までに届出のあった研究レビュー(システマティックレビュー)のすべて。民間に事業委託し、来年3月25日までに検証結果を取りまとめる。
消費者庁が9日に行った機能性表示食品の届出情報の更新で、「冷え改善」を訴求する加工食品の届出のあったことがわかった。㈱伊藤園が届け出たもので、機能性関与成分はモノグルシルヘスペリジン。届出表示では「血流」にも言及しており、「気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持する機能があることが報告されています」などと表示する。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱の機能性表示食品サプリメントシリーズ「ディアナチュラ ゴールド」が売上を順調に伸ばしている。これを受け、同シリーズを含む「ディアナチュラ」ブランド全体の今年1月~10月売上高は、前年同期比30%増と2ケタ増で推移した。引き続きシリーズのラインナップ拡充を図る。
ライオン㈱は9日、6月30日に機能性表示食品としてリニューアル発売した「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」の発売後3カ月間(7~9月)の顧客獲得数が前年同期比2.4倍に増加したと発表した。
消費者庁が4日行った機能性表示食品の届出情報更新で、マルハニチロ㈱が届け出ていた加工食品2品(さけフレーク、ツナフレーク)が追加された。DHA・EPAを機能性関与成分にするもので、中性脂肪を低下させる機能を表示する。これにより同社の届出は計4品目になった。同じ届出表示、関与成分のフィッシュソーセージ、さば缶詰が受理されていた。