蝶理㈱は、健康食品原料の開発や最終商品販売を手掛ける台湾のTCI社と包括的事業提携を交わし、10月から、同社が開発したヒアルロン酸産生乳酸菌などの輸入販売を始める。蝶理が25日に発表した。
疲労感の軽減や改善を訴求する機能性表示食品の届出受理が目立ってきた。届出状況の直近更新日18日までに計6品目が届出番号を取得。「眼の疲労感」に直接的に言及する届出表示も受理されており、機能性表示食品で可能な効果表示の幅広さが改めて浮き彫りになっている。
総務省統計局は、敬老の日を前に65歳以上の高齢者の統計情報をまとめた「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)―『敬老の日』にちなんで―」を公表した。これによると、健康食品など健康保持用摂取品の世帯当たり年間支出額(2014年)は、70歳以上が2万2500円、60歳代が1万6900円、50歳代が1万3100円だった。どの年代も前年度に比べわずかに減少したが、年代が上がるにつれて支出額が増加する傾向は前年と変わらない。
栄養機能食品のえごま油3品目を太田油脂㈱が来月から新発売する。えごま油にはαリノレン酸が多く含まれる特徴を生かし、今年4月から栄養機能食品の対象成分に追加されたn‐3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の機能性を表示する。これにより美肌機能を訴求したい考えだ。既存商品を栄養機能食品として刷新し、来月20日から順次発売する。
㈱林原は、「トレハ」専用の製造工場である岡山機能糖質工場・T棟の増築を開始したと24日発表した。同社ではトレハ生産増強による安定供給で、競争力強化を図るとしている。
ビルベリー由来アントシアニンを機能性関与成分として「眼の疲労感を改善する機能」を訴求する機能性表示食品の届出を消費者庁がこのほど受理し、16日から届出情報の公開を始めた。
規制改革会議委員の森下竜一・大阪大学大学院教授は16日、機能性表示食品の対象外となっているビタミンの取り扱いを巡る議論を消費者庁が近く開始するとの見通しを語った。「消費者庁に今年度中に議論を始めて欲しいとお願いしている。間もなく議論が始まるのではないか」とし、「恐らく今年度中には結論が出るかと思う」と述べた。
横浜油脂工業㈱が今年5月に供給開始した機能性甘味料「ラカンカピュアパウダー」の注目度が高まっている。既に100社以上から引き合いがあり、同社では5㌘のサンプルを無償配布して味などを確認してもらっている。
国際栄養食品協会(AIFN)は14日、景品表示法や食品表示法などの法令や、ブランドや商品名などの商標権について解説する法律セミナーを都内で開催した。