東洋サイエンス㈱(東京都中央区)は、高血糖対応素材としてカナダのニュートラカナダ社製「グルコフェノール」を上市した。血糖値の上昇抑制や低下作用ではなく、インスリン感受性を改善する働きで訴求していく。
「Tie2(タイツー)」と呼ばれる血管やリンパ管に存在する受容体の活性化を通じ、加齢や生活習慣病による様々な疾患や不調対策に資する機能性食品などの研究開発を促進しようと、著名な血管研究者が率いる研究会が先ごろ発足し、設立集会も兼ねた第1回学術集会が10月23日、都内で開かれた。会長は、聴講に訪れた業界関係者に、共同研究を呼び掛けた。
むし歯予防作用がヒト試験で確認されているパミス(赤ワイン搾り粕)エキスについて、原料供給する日本製粉㈱(東京都渋谷区)が新たに歯周病予防作用の検証に乗り出す。北海道医療大学歯学部および池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(北海道)と連携して行うもので、これにより機能用途の拡大を図る。同社が6日、発表した。
インバウンド需要などを背景に着実に業績を伸ばしている㈱日本生物科学研究所(大阪市福島区)は、大分県産カボスの種子を用いた機能性原料「カボシードEX」を開発、肝障害改善の機能性で売り込む。利用法が限定されていた大分県特産のカボス種子の有効活用につなげることを目的に、県などの協力を仰ぎ産官学連携による研究活動などを推し進めたい考え。リニューアルを除いた新原料の上市は同社として約10年ぶり。
東洋酵素化学㈱(千葉県浦安市)は、オーストラリアのスーパーフルーツと言われ、天然のビタミンCを高含有する一方、酸味がほとんど無いという「カカドゥプラム」果実の乾燥粉末を上市した。一般・健康食品向けに、OEM供給を主体に原料供給も行う。また、化粧品用途の抽出エキスも取り扱う考え。
PM2.5など大気汚染が国際的にも深刻化するなか、和漢理論をベースに独自の考え方を組合わせた「方材ピラミッド」理論で各種の機能性素材を提案している㈱龍榮総研(東京都三鷹市)は、デトックス機能をコンセプトとした機能性素材「緑豆エキス」の原料及びOEM供給を始めた。今月初めから提案したところ、いまだ衰えないインバウンド需要への新たな素材提案を模索していた原料商社や受託メーカーから引き合いが多数きており、「感触は上々」とし、広く業界に提案していく方針だ。
機能性表示食品の届出に重要となる機能性関与成分のシステマティックレビュー(研究レビュー)を原料事業者が着々と整えている。販売会社にとっては心強いサポートを期待できそうだ。
ビルベリーエキスの眼疲労改善効果を検証する査読付き臨床試験論文が増えている。これをけん引するオムニカが新たな査読論文を発表。ドライアイ改善効果が期待されるマキベリーではオリザ油化が慶応大眼科と連携し、大規模臨床試験をスタートさせる。
化粧品をはじめ、口臭や体臭ケアサプリに利用されているブルガリア産のダマスクローズオイルとウォーターの国内販売価格が、4割前後上がっている。今年5月頃に、ブルガリアで収穫されたバラ蕾の量が例年の4割程度だったため。複数の輸入商社への取材で分かった。
ミカン果皮に含まれるノビレチンと乳タンパク質のβラクトグロブリンの同時摂取によるアレルギー症状緩和効果を報告してきた愛媛大学農学部付属食品健康科学研究センターの菅原卓也教授らは、産学官による同2成分を配合したヨーグルトを共同開発したと発表した。愛媛県の支援を受け、同大学及び農学部の学生15名、四国乳業㈱、伊方サービス㈱が開発に携わり、来月1日に販売を開始する。同2成分を含む素材の供給を受け、㈱ファインがサプリメント、㈱クロレラ本社がゼリーを商品化、計3商品が市場投入される。