国内コラーゲンペプチド原料メーカーが機能性表示制度を睨んだ取り組みを加速させている。美容機能は幅広く認知されているが、ひと口に美容と言っても肌だけにとどまらない。毛髪や爪もある。骨・関節への働きも報告されている。これらの機能を表示できれば国内市場の再活性化につながる可能性が高い。自社原料のエビデンスを取得するなどして、最終製品販売会社が機能性表示を行いやすい状況づくりを進めている。
フランス海岸松樹皮由来素材「ピクノジェノール」を6カ月間継続摂取すると、妊娠に伴うむくみ(浮腫)や静脈瘤などを改善することが臨床試験で確認されたと、供給元ホーファーリサーチのほか日本国内販売代理店のDKSHジャパン、トレードピアが10月27日、発表した。
内臓脂肪低減などに伴う抗肥満作用が確認されている㈱東洋新薬の独自素材「葛の花エキス」について同社は10月28日、非アルコール性脂肪肝(NAFL)改善作用を有すことが臨床試験で新たに示唆されたと発表した。NAFLは、飲酒歴がない場合でも発症する脂肪肝の一種。肥満などが関与するとも考えられている。
ニチモウバイオティックス㈱(東京都品川区)が製造販売している発酵大豆培養物「イムバランス」で示唆されている花粉症症状の改善機能について、同社が出願していた特許が10月3日付けで成立した。発明の名称は「花粉症改善用素材」(特許第5624706号)。
DHAやEPAは「目の乾燥」に対する機能性も期待できる──先月23日に都内で開催されたEPA・DHA協議会主催講演会の中で、日本水産の辻智子・生活機能科学研究所所長がこんな報告を行った。涙の分泌量が減ったりすることで目が乾燥したりするドライアイの緩和に有効性を示す臨床試験論文が、これまでに複数発表されているという。
界面活性剤を使わない乳化技術の三相乳化を応用することで、従来難しかった日焼け止めと保湿機能を両立する日焼け止め乳液を㈱東洋新薬(福岡市博多区)が開発した。抗シワ作用も持つ。「これまでにない日焼け止め化粧品の開発が期待できる」として、これにより化粧品ODM事業の拡大を図る構え。
大和薬品㈱(東京都世田谷区)が「発酵キョウバク」における降圧作用の機能性について㈱信州TLO(長野県上田市)、信州大学農学部中村浩蔵准教授らと共同提案し、経済産業省の支援事業に採択された件で、同社企画室室長二宮健太郎氏は同素材の今後について「海外展開も視野に入れている」と語った。
モリンダ ワールドワイド インク(米国ユタ州)は、ノニを含有する飲料を摂取することでAGE値が平均で8.4歳分低くなったとする研究成果を発表した。1、2日開催の第21回日本未病システム学会学術集会で発表した。
㈱キティー(東京都新宿区)は大麦エキス乳酸菌発酵粉末「ファーベックスKT」について、むずむず脚症候群の臨床データを取得、医薬品メーカーなどへの販路を開拓する。
アミノ酸含有量を規格化したマカ水抽出エキス粉末の販売を、植物抽出物製造販売大手の仏ナチュレックス(アヴィニヨン)が新たに始める。その機能性について同社は、性欲を向上させる働きのあることを臨床試験で確認し、論文報告。「マカドール」のブランド名で今月から世界的に売り出すもので、日本市場にも売り込む。