日本ハム㈱中央研究所が昨秋から供給を開始した、コンドロイチン原料の引き合いが堅調に伸びている。サメ軟骨ではなく豚軟骨を原材料にしたもので、日本ハムグループのメリットを生かし、安定的に原材料を調達できる強みを訴求している。
非変性Ⅱ型コラーゲン(UC‐Ⅱ)を機能性関与成分とする機能性表示食品の届出件数が、8日までに5品目となった。原料供給を担う㈱龍泉堂によると、現在、消費者庁に届出書類を提出中の企業は10社を超えるとみられる。ほかにも、書類提出にはまだ至らないものの届出サポートを行っている先が複数社存在する。同日現在9品目のグルコサミンの届出件数を、年内にも追い越したい考えだ。
健康食品受託製造・原料供給のビーエイチエヌ㈱が、ここにきてⅡ型由来コラーゲン含有原料の販売量を大きく伸ばしている。同成分を50%以上含有する鶏軟骨抽出物を輸入販売しており、新規ユーザーの獲得などを受け、現在では月間数100㌔㌘がコンスタントに動く。ほかの同原料取り扱い先に同様の動きは見られず、堅調な販売量を維持しているため、同社に特有の引き合いと考えてよさそうだ。
国産の桃果実を原材料にした機能性食物繊維素材を、ガンマオリザノールなど天然物の抽出・精製メーカーの㈱岡安商店(埼玉県越谷市)が開発し、供給を始めた。低糖質ダイエットや糖質制限を訴求する加工食品への配合提案を進める。抗糖化作用(AGEs生成阻害作用)を備えることも確認。健康・美容食品素材として売り込む。
今年もブルガリア産ダマスクローズとウォーターの国内販売価格が上昇しそうだ。その理由は昨年に引続き天候不順によるバラの不作。また、収穫時の人件費の高騰も背景にはあるようだ。複数輸入商社への取材で分かった。
㈱アルコイリスカンパニー(千葉県松戸市)は、有機JAS認証を取得した南米産スーパーフルーツ「インカベリー」のドライフルーツ原料と自社製品の販売を始めた。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱が機能性表示食品として届け出ていたサプリメント「ディアナチュラゴールド キトサン」について、消費者庁が6月21日付で撤回届出を受理していたことが、30日までに分かった。