キリンホールディングス(東京都中野区)は22日、グループ会社の協和発酵バイオのアミノ酸、ヒトミルクオリゴ糖(HMO)事業を中国のバイオ企業に約105億円で売却すると発表した。キリンが進めている事業構造改革の一環。今回の事業譲渡の対象は、約70億円を投じて2023年からHMOを本格生産しているタイの工場施設も含まれる。
健康食品受託製造大手の東洋新薬(本部・佐賀県鳥栖市)の2024年9月期のグループ売上高が2年ぶりに300億円台に回復した。前期比20億7000万円プラス(107%)の306億9000万円を計上。機能性表示食品のサプリメントやプロテインの受注増、化粧品事業における医薬部外品の受注が伸びたことをプラス要因として挙げている。同社が13日発表した。
健康食品市場に参入していたジェネリック医薬品(後発薬)大手のサワイグループホールディングス(大阪市淀川区)は、来年1月31日付で、同社グループである沢井製薬のECサイト「sawai すこやか応援団」のサービスを終え、機能性表示食品の「トリプル生活習慣」と「くっきり力アイ」の販売を終了すると発表した。新規注文の受付は、今月11日に終了している。
消費者庁は、特別用途食品や特定保健用食品、機能性表示食品の計101品を買い上げて、関与成分などを分析した結果、機能性表示食品2品が申請等資料に記載された含有量を下回ったと7日発表した。特別用途食品、特定保健用食品は記載通りの含有量だった。