経済産業省は2日、商業動態統計の2020年1月分速報値を発表した。ドラッグストア(DgS)商品別販売額のうち、健康食品は前年同月比7.6%増の193億円だった。
帝人がスーパー大麦のアジア展開を開始した。台湾ファミリーマート(全家便利商店)が展開するコンビニエンストア約3600店において、スーパー大麦入りのおむすびやパンなど10種類の販売を始めることを27日発表した。帝人が仕掛けるスーパー大麦の事業展開はこれまで国内のみだったが、台湾ファミマへの採用を機に、アジアにおける機能性食品素材事業の展開を加速させる。
新日本製薬は、昨年7月に発売した機能性表示食品のサプリメント「キオクリーフ」の販売チャネルを拡大する。北海道を地盤にドラッグストア(DgS)事業を展開するサッポロドラッグストアー171店舗での販売を今月17日から開始した。同社が21日発表した。
オルビスは14日、肌機能を訴求した特定保健用食品(トクホ)「オルビス ディフェンセラ」が、昨年の1月1日の発売開始以来、今年1月30日までに約115万個、29億円を売り上げたと発表した。
越後薬草が酒類事業を開始する。植物発酵エキスの製造過程から生成されるアルコールを原材料としたスピリッツとジンを発売する。同社が13日発表した。
アサヒグループ食品は、新ブランド「スリムアップスリムシェイプ」を立ち上げ、「コラーゲン イン プロテイン」(粉末)、「グリーンベジズ イン プロテイン」(同)、「MCT OIL+オメガ3」(粒)の3商品を25日から全国で発売する。体重を減らすのではなく、身体を引き締める志向の消費者をターゲットにするという。プロテイン商品は大豆プロテインを採用。2品とも225gで価格は税別1200円。「MCT OIL+オメガ3」は、180粒で同1500円。
DHCは6日、サプリメントの新製品『乳酸菌AL(エール)3種のバリア菌』を発売した。植物性乳酸菌K‐2のほか乳酸菌EC‐12、シールド乳酸菌といったブランド乳酸菌を配合したもので形状はタブレット。商品パッケージを通じて各乳酸菌の含有量を訴求する。30粒(約1カ月分)入りで税込1998円。
2019年1~12月の全国ドラッグストアにおけるインバウンド消費金額は前年比17.2%減と落ち込んだ。POSデータに基づき毎月調査しているトゥルーデータ(東京都港区)が1月31日に発表した。日本政府観光局の調べによれば、19年の年間訪日外国人数は前年比2.2%増加し調査開始以来の最多記録を更新。しかし、インバウンド消費は減少した。
エキスを機能性関与成分にした機能性表示食品で第2弾となる届出が30日、公開された。秋ウコンエキスを機能性関与成分にしたもので、指標成分はビサクロン及びデヒロドジンゲロン。第1弾の届出は液状品だったが、今回は打錠のサプリメント。このため、液状品では不要な崩壊性試験、溶出試験、製剤均一性試験を一定の頻度で実施する必要がある。
ローヤルゼリー由来成分を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出が27日、公開された。ローヤルゼリー由来ペプチド及びローヤルゼリー由来10‐ヒドロキシ‐2‐デセン酸を機能性関与成分にしたもので、初の機能性関与成分。肌の乾燥に対する働きを訴求する。届出者は健康食品受託製造大手のアピ。機能性表示食品のOEM/ODMも推進しているなかで、競合他社との差別化にもつながる届出となりそうだ。