乳タンパクの一種である「ラクトフェリン」について、腸内環境改善機能を訴求する機能性表示食品の届出が26日、公表された。これが初の届出となるサンスター㈱によるもので、起床時の眠気や疲労感を軽減する機能も併せて表示する。機能性の科学的根拠に関しては商品臨床試験を届け出た。
機能性表示食品のうち錠剤やカプセル形状の食品で実施する必要が今後求められる可能性の高い「溶出試験」について日本健康食品規格協会(JIHFS)が21日、都内でセミナーを行い、講演した茨城県薬剤師会検査センター技術部医薬品検査課の椿正徳課長は、サプリメントや健康食品は試験方法が確立されていないため、「(溶出)成分の測定は非常に難しいと考えられる。実際のところはやってみないと分からない」との見解を述べた。
㈱グローバルニュートリショングループ(GNG)は20日、中国の保健食品に関する「届出・登録(認可)事前診断・調査サービス」を始めたと発表した。調査会社インテージグループの社内発ベンチャーである㈱クロスボーダーエイジ(CBA)とともに手掛ける新サービス。中国の保健食品申請支援会社と連携し、中国当局の認可プロセスを必要としない届出型保健食品に該当するかどうかを診断することなどを通じ、日本製サプリメントの中国進出に関する判断をスピードアップさせる。
機能性表示食品の届出情報更新で24日、㈱DHCや㈱東洋新薬などによる新たな届出が5件追加された。6件目の届出となるDHCが新たに届け出た機能性関与成分はビフィズス菌BB536、39件目の東洋新薬は非変性Ⅱ型コラーゲンだった。
日新製糖㈱は、先月新たに立ち上げたガラクトオリゴ糖の健康食品シリーズから、シロップタイプの「カップオリゴ(500g)」、「ガラクトオリゴ糖錠剤」、「チュアブルオリゴ糖錠剤」の3製品を24日に発売した。同社ネットショップ「カップ印マーケット」で販売する。
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のサプリメント認証プログラム(JADAマーク)に関して、それまで同プログラムで商品認証を受けていた森永製菓㈱が、3月31日付けで同プログラムの認証を終了していたことが分かった。
サントリーウエルネスが機能性表示食品の通信販売を始める。昨年11月12日付で消費者庁に届け出ていた「グルコサミンアクティブ」について、既存の健康食品「グルコサミン&コンドロイチン」をリニューアルする形で今月下旬以降から順次発売する。
ウエルシアホールディングス㈱は18日、青森県を拠点に東北地方でドラッグストアチェーンを展開する㈱丸大サクラヰ薬局を買収すると発表した。買収額は145億円。
日本健康・栄養食品協会は17日、協会内でメディア懇談会を開催し、2017年度事業の運営方針について説明を行い、HACCP導入義務化に対応するための健康食品事業者向け手引書を今年度中にまとめる計画を明らかにした。所管する厚生労働省から依頼を受けたもので、手引書は健康食品GMP認定製造所向けと非認定製造所向けの2通りを作成する考え。