市場が拡大するインターネット通信販売の食品表示を適切に消費者に届けるための方策づくりを消費者庁が開始した。4日、同庁の「食品のインターネット販売における情報提供の在り方懇談会」(湯川剛一郎座長・東京海洋大学教授)が初会合を開いて作業を開始。懇談会では事業者や消費者へのヒアリングや調査を行い、必要な情報の内容やその提供方法、また事業者の実行可能性なども議論し、来秋にも取りまとめを行う。
消費者庁は11月27日、新たに7商品を特定保健用食品(トクホ)に許可した。トクホでは初の素材となるチオシクリトール(ネオコタラノール)を含む食品2品が許可されたほか、カルシウムによる骨粗しょう症リスク低減を表示する3品が許可された。
消費者庁のホームページで公開されている機能性表示食品の届出について、10月6日以降今月24日までのおよそ1カ月半の間に、届出受理品目数が新たに50件近く積み上がった。機能性関与成分の研究レビューなど届出書類をほぼ同一とするバリエーション商品や、類似商品の届出増加が要因の一つと見られるが、同庁の書類確認の処理速度が高まった可能性もある。複数回の修正を余儀なくされていた届出も受理され始めた。
機能性表示食品制度に対する消費者意向調査を消費者庁が実施する。グループインタビューと3000名以上を対象にした大規模インターネット調査を行い、機能性表示や公開情報をどう捉え、商品選択を行おうとしているのかを調べる。これにより、表示や情報が消費者に誤認を与えない形で提示されているかなどを検証する。
機能性表示食品として届け出られた、機能性の科学的根拠の検証を消費者庁が始める。検証対象は10月31日までに届出のあった研究レビュー(システマティックレビュー)の全て。民間に事業委託し、来年3月末までに検証結果を取りまとめる。目的は、機能性表示食品制度を「より適正に運用していくための課題を抽出」しつつ、「研究レビューの質を高める方策等の検討を行う」ためだとしている。
冷え改善効果を間接的に訴求する機能性表示食品の届出情報を消費者庁が9日、公開した。モノグルコシルヘスペリジンを機能性関与成分とするもので、届け出たのは伊藤園。同成分を添加した茶系飲料2品目について「気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持する機能があることが報告されています」と表示する。