政府の規制改革会議(岡素之議長・住友商事相談役)は5日、約130項目の規制改革について明記した答申をまとめ、安倍晋三首相に提出した。健康・医療分野の優先項目の一つとして検討していた「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」も盛り込まれ、機能性表示の制度化について今年度から検討を開始し、2014年度にも制度を創設するよう求めた。政府は規制改革実現に向けた工程表などを盛り込んだ実施計画を策定し、成長戦略などとともに閣議決定を目指す。
消費者庁は5月31日、昨年10月~12月にかけて行った、健康食品等のインターネットにおける虚偽・誇大広告監視の結果、80事業者、95商品に健康増進法に違反する恐れがある文言があったとして、これらの事業者に対し表示の適正化を求めるとともに、ショッピングモール運営事業者に協力を要請した。
政府は5月31日、2013年版の食育白書を閣議決定した。内閣府が行った「食育に関する意識調査」結果による、メタボリックシンドローム予防や改善のための適切な食事、運動等を継続的に実施している割合は40.2%で、第2次食育基本計画策定時の10年度調査(41.5%)よりも低下。50%以上としている目標達成への改善は見られないとした。一方、栄養バランス等に配慮した食生活を送っている割合は同5.5ポイント増の55.7%(目標値60%以上)、よく噛んで味わって食べるなど食べ方に関心のある国民割合は同2.8ポイント増の73.0%と(同80%以上)と改善傾向にある。
消費者庁は、アレルギー報告が増加傾向にあるゴマとカシューナッツを、アレルギー推奨表示(任意表示)対象に加えることを決めた。5月30日に開催した消費者委員会の食品表示部会で了承を得たもので、今後、同庁で食品の対象範囲など詳細を詰めたうえで、通知改正案やQ&Aなどを策定し、再度同部会に諮る。
規制改革会議(岡素之議長・住友商事相談役)は、6月上旬にも答申を取りまとめる方針を固めた。同会議では総理が指示した重点分野(健康・医療、エネルギー・環境、雇用)に関する規制改革について審議を行っており、答申内容は政府が同月中に取りまとめる成長戦略に盛り込まれる予定。
日本コカ・コーラが4月下旬からテレビ放映していた炭酸飲料「カナダドライ ジンジャーエール FIBER8000」のコマーシャル(現在は放映されていない)が、特定保健用食品(トクホ)と誤解されかねないとして、消費者庁が同社に改善を求めていたことが15日までに判明した。同庁によると、コマーシャル放映開始直後の4月下旬に同社を呼び出し、この旨を口頭で伝えた。同社はその後、同庁にCM放映を中止すると回答してきたという。
消費者庁は、食品の栄養表示に関するルールを定める栄養表示基準の一部改正案をまとめ、合理的な方法で算出した数値であれば、制度上の誤差許容範囲に縛られず表示を認める新ルールを設ける。今月中にも意見募集を開始し、その後消費者委員会の食品表示部会での議論を経て正式決定する見通し。