日本通信販売協会が1日に発表した2020年7月度の通販売上高調査概要によると、健康食品の売上高は前年同月比6.6%増の139億5600万円だった。プラスは2カ月連続。
厚生労働省が食薬区分リストの充実化を進める意向であることが、今月13日に意見募集(パブコメ)が始まった「令和3年度厚生労働科学研究」の概要で分かった。食薬区分が判断されていない成分本質(原材料)の食薬区分を、化学分析や文献調査結果などを踏まえて判断し、リストの充実化を図るとしている。
伊藤園は5日、オンラインで青汁に関する取り組み説明会をマスコミ向けに行い、ドリンク青汁「ごくごく飲める 毎日1杯の青汁」シリーズをリニューアルすることを発表。合わせて2020年を「ドリンク青汁元年」と位置づけ、販売を強化する考えを明らかにした。
機能性表示食品の届出情報更新で7日、免疫機能に対する働きを訴求するサプリメント等の届出が公開された。乳酸菌を機能性関与成分とするもので、「健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」と表示する。これまで、日本では免疫をめぐる食品機能表示は不可能とさえ考えられてきたが、政府が今年3月に閣議決定した「健康・医療戦略」(第2期)が流れを大きく変えた。
日本健康・栄養食品協会の下田智久理事長が3日、退任し、5期10年にわたる日健栄協としては異例の長期トップ体制が終わりを告げた。
「eスポーツ」プレーヤーに訴求するサプリメントがじわりと増加傾向を見せている。通信販売の愛しとーと(福岡県那珂川市)は今月4日、昨年8月に発売した「eスポーツプレーヤー専用」サプリメントに新製品を追加。「発売開始と同時にTwitterを通じてゲーマーの中で話題」になったなどとアピールしている。
消費者庁が9日公表した令和2年版消費者白書で、「最近注目される消費者問題」の一つに、インターネット通販による健康食品や化粧品の定期購入トラブルが取り上げられた。この問題を巡る消費生活相談件数は増加傾向が続いており、2019年は前年のおよそ2倍にあたる約4万4000件の相談があったという。15年比では10倍超にも達している。