㈱ファンケルは15日、5月の決算説明会で掲げた新中期経営計画達成に向けた組織再編を発表した。売上・収益の最大化を図るために、これまで子会社で事業していた流通チャネル部門を持株会社のファンケルに移管させ新たに流通営業本部を設置、その配下に化粧品流通営業部、健康食品流通営業部、流通サポート部を設け、エリア活性やドミナント戦略など店舗・流通チャネルの協業を図る。同日開催の取締役会で決議した。
消費者庁は10日、機能性表示食品の届出状況を更新し、グルコサミン塩酸塩を機能性関与成分とし「ヒザ関節の動きの悩みを緩和する」機能を訴求するサプリメント「ディアナチュラゴールド グルコサミン」など10商品の届出情報を公開した。更新は週に1回程度が目途だとこれまで話していた板東久美子長官は同日の会見で、「今後は受理でき次第、随時(同庁ウェブサイトに)アップしたい」と述べた。
消費者委員会は9日、「特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会」の設置を決めた。トクホの制度や運用、いわゆる健康食品を含めた広告表示等の検討を行う。早ければ今月中にも初会合を開き1年程度かけて検討を行う予定。
機能性表示食品の届出書について、板東久美子消費者庁長官は10日の定例会見で、担当課内での事務処理体制の強化を検討すると述べた。書類提出件数は既に200件を超えているという。
食品安全委員会の新開発食品専門調査会は、消費者庁から諮問を受けた特定保健用食品(トクホ)申請品の「大麦若葉粉末」(申請者は山本漢方製薬㈱)について、「提出された資料に基づく限りにおいて安全性に問題はないと判断した」とする評価書案を取りまとめた。10日から同評価書案に対するパブリックコメント募集を開始、来月9日まで受付ける。
厚生労働省は5日、N‐アセチルシステインを「専ら医薬」に新規追加することなどを定めた食薬区分の一部改正について、パブリックコメントの募集を始めた。「非医薬」にはレモンの葉、ヒカゲキセワタ(Phlomis umbrosa)の根を新規に追加。また、もともと種子、種子エキス、種子油について非医薬に分類していたハトムギに関し、「ジュズダマ/ヨクイニン/ヨクベイは除く」との注意書き付きで葉を加える。7月6日まで意見募集する。
消費者庁は5日、機能性表示食品の届出状況を更新し、ルテインを機能性関与成分とするサプリメント1商品を追加した。5月7日を届出日とする27番目の機能性表示食品「めばえ」を届け出たのは通信販売の八幡物産。届出書によれば、発売開始日は7月14日の予定だという。
4月に施行された食品表示法に基づく食品表示基準の一般向け説明会が8日、東京・五反田の「ゆうぽーとホール」を会場に行われた。当日は消費者庁食品表示課の担当官らによる基準の概要説明及び質疑応答が行われ、会場からは実務的なものや基準の解釈などを中心に質問があった。
アサヒグループホールディングス㈱は、来年1月1日付で国内の飲料事業と食品事業の再編を行うことを決定、3日発表した。この再編は国内事業強化の一環で、担当事業領域を明確にすることで意思決定スピードを向上させ、市場の変化により迅速に対応するとともに、事業内のシナジー効果も発揮できるものになるという。