機能性表示食品の届出について、企業が書類提出したものの届出公表に至っていない未処理案件が、22日までに800件以上にも達していることが分かった。企業からの届出書類提出件数は、すでに1300件を超えている。
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の山本万里・食品健康機能研究領域長は、28日に開催された「機能性農産物等活用セミナー」(主催・日健栄協)の中で、新たにリンゴなど7つの生鮮食品で、機能性表示食品の届出が想定されると述べた。
大麦βグルカンなどの機能性素材を取扱う㈱ADEKAは28日、2016年度第2四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.7%減の1088億9500万円、営業利益は同10%増の98億7500万円、経常利益は同1.8%増の88億6500万円で、減収増益だった。
アサヒグループの㈱エルビーは、シニア層をターゲットにした機能性表示食品2品目を、22日から宅配チャネル限定で売り出す。
アルツハイマー予防に有望と報告 アサイー、フコキサンチン含有成分
アサイーとフコキサンチンの組合わせが、アルツハイマー病予防に有効である可能性が報告された。22日に都内で開催されたセミナーで、千葉大学大学院医学研究院の清水孝彦准教授が、最新のin vitro試験で、アサイーとフコキサンチンに含有する成分が、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβの蓄積などを相乗的に抑制したと発表した。
八幡物産㈱が販売している機能性表示食品「北の国から届いたブルーベリー」の届出情報に複数の不備があるとして、同社に届出撤回を申し入れていた学術団体「日本アントシアニン研究会」は、同社が届出取り下げを顧客に通知したのを受け、矢澤一良会長が17日付でコメントを出した。全文は以下の通り。
化粧品OEM最大手「日本コルマー」の神崎友次代表取締役会長がこのほど本紙の取材に応じ、2017年3月期の売上高が単体で320億円になるとの見通しを明かした。中国子会社との連結売上高については340~350億円を見込んでいるといい、これが実現すれば、長中期目標として掲げている売上高500億円が「射程圏内に入る」としている。
健康食品受託製造のアダプトゲン製薬㈱は、味噌由来の乳酸菌原料「蔵華乳酸菌LTK‐1」を開発、原料販売とともにOEM供給を進める。老舗味噌・醤油メーカーのイチビキ㈱との共同開発品。マウスを使った試験で体重減少効果を確認しており、今後、同素材を新たなダイエット素材として提案していく。