経済産業省調査統計グループが5月31日に発表した2023年4月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は215億円。前年同月比は5.6%増で、16カ月連続となった。また、「ビューティケア(化粧品・小物)」は同8.1%増の864億円で17カ月連続増となっている。
日本通信販売協会(JADMA)が26日公表した2022年度売上高月次調査結果によると、健康食品の売上高は1698億9300万円で前年度比1・0%増だった。前年の売上高を上回る月よりも下回る月が多かった。化粧品も同様にマイナスを示し、1904億400万円の同2.4%減だった。
通販企業のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は24日、機能性表示食品「にんにくサフランW(ダブル)」を発売、独自開発した商品で健康食品事業に参入した。
龍泉堂(東京都豊島区)が、〝リバランス〟〝抗疲労〟〝抗ストレス〟に機能する健康食品原材料「Rhodiolife(ロディオライフ)」を17日に市場投入する。スペインの植物抽出メーカー、ネクティウム・ファーマ社から、「ロディオライフ」の日本での独占販売権を取得し、今後、国内での臨床試験、安全性試験などを実施し、機能性表示食品に対応できる原材料に仕上げていく考え。
サワイグループホールディングス(大阪市淀川区)は11日開催の2023年3月期決算説明会で、健康食品事業について「近々にスタートする」と質疑応答の場で回答した。事業会社化も視野に入れているとしている。
ライオン(東京都台東区)がラクトフェリンシリーズなど通信販売で展開する機能性表示食品の事業の一部を日清食品(大阪市淀川区)へ譲渡すると9日に発表した。譲渡金額は15億円で、今年11月30日に譲渡を完了する予定。
経済産業省調査統計グループが4月28日に発表した2023年3月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は208億円で、前年同月比は2.6%増の15カ月連続増となった。「ビューティケア(化粧品・小物)」は同8.5%増の845億円で16カ月連続増となっている。
キリンホールディングス(東京都中野区)は、オーストラリアはじめタイ、マレーシアなど東南アジアなどでサプリメント事業を展開するブラックモアズ(豪州シドニー)を8月を目途に買収する。買収規模は約1700億円。キリンHDがヘルスサイエンス事業の強化に乗り出してから最大規模の投資になる。今後、ブラックモアズの販路を活用したプラズマ乳酸菌やシチコリン、ヒトミルクオリゴ糖などの展開や、資本提携関係にあるファンケルとの商品共同開発など、ヘルスサイエンス事業でのシナジー展開を加速させる。
三基商事(東京本部:東京都渋谷区)は、プルーンに関する様々な研究成果を情報発信する「ミキプルーン総合研究所」の公式ウエブサイト(https://institute.mikiprune.co.jp/)を24日に開設した。新たな情報サイトでは、学術的な情報発信とともに、プルーンの機能性に関わる作用機序なども掘り下げた内容も盛り込んでいく。
明治(東京都中央区)は、乳酸菌OLL1073R‐1株で発酵したヨーグルトの摂取が、激しい運動による一時的な免疫機能の低下を抑制することをヒト試験で確認した。順天堂大学との共同研究成果。論文は学術誌「体力科学」に今月1日に掲載された。同社が13日発表した。