ユーグレナ(東京都港区)は、サティス製薬及び関連会社グループを完全子会社化することを10日発表した。ユーグレナの発表によれば、10日開催の取締役会において、ユーグレナを株式交換完全親会社とし、サティス製薬及び日本ビューテック(長野県駒ヶ根市)を株式交換完全子会社とする簡易株式交換を実施することを決議し、同日付で株式交換契約を締結した。同時に、サティス製薬グループのナユタ(東京都中央区)については、現金での株式取得で契約を締結した。なお、サティス製薬グループの体制に変更はない。
摂取している健康食品は乳酸菌やビタミンC、マルチビタミン・ミネラル類――。そんな調査結果をマーケティング調査会社の矢野経済研究所が発表した。男性・女性ともに「健康維持・増進」を目的に健康食品を摂取しており、60代以上の男女ではルテインなどアイケアを目的に摂取していることが分かった。同社が昨年12月27日発表した。
備前化成(岡山県赤磐市)は、かねてより本社事務所に隣接する敷地内に建設を進めていた新社屋がこのほど完成し、4日から業務を開始した。新社屋は、機能性食品素材から製剤技術までの研究開発とともに、食品分析を行う品質管理面を担う拠点となる。
消費者庁は22日と25日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに33件の届出を発表した。これにより、2023年度I番台の届出数は880件となった。今回の更新では、サフラン由来クロシンを機能性関与成分に、睡眠中に目が覚めない(中途覚醒を含む)を表示した初めての届出があった。
敏感肌用のスキンケアクリームなどを手掛けるユースキン製薬(川崎市川崎区)が食品事業に乗り出す。その第1弾として花粉など鼻の不快感軽減を訴求する機能性表示食品の販売を12月から始めた。シソ葉エキス配合の医薬部外品・化粧品「シソラ」ブランドを用いる。同社が食品の取扱いを始めるのは初めて。
消費者庁は19日、健康食品などを扱うハハハラボ(東京都墨田区)の機能性表示食品に対し、措置命令を出したと発表した。機能性表示食品に対する措置命令は今回で4例目となる。命令を下した日付は今月7日。
一般用医薬品、医薬部外品、健康食品などのヘルスケア商品の開発・製造販売を行うシオノギヘルスケア(大阪市中央区)が海外展開を本格化させる。自社ブランドの健康食品・医薬品を来年度中に台湾市場へ投入する予定だ。台湾最大の薬品製造会社のBoraグループ傘下のBoraヘルスと台湾におけるOTC医薬品や、健康食品の独占的な販売提携契約を締結したと13日発表した。将来的には、販売提携に止まらず、Boraグループ製造事業の中心であるBora製薬との共同商品開発の可能性も含めて模索していく。
ジェネリック医薬大手の東和薬品の子会社で健康食品受託製造の三生医薬(静岡県富士市)が、同業のカマタ(東京都大田区)の全株式を取得し、完全子会社化すると11日発表した。株式譲渡実行日は2024年1月5日。
消費者庁は5日、健康食品等をインターネットで販売するアリュール(東京都品川区)に対し、景品表示法に基づき措置命令を下した。機能性表示食品への措置命令は3例目となる。今年6月に健康食品業界を震撼させた、さくらフォレスト(福岡市中央区)が措置命令を受けた事例とは違い、今回問題となったのは「行き過ぎた広告宣伝」のみだった。
メタジェン(山形県鶴岡市)が、サイキンソー(東京都渋谷区)に対し第三者割当増資による出資を行い資本業務提携し、戦略的パートナーシップ関係を構築した。両社は共に国内有数の腸内環境研究を専門事業とする企業。28日に発表した。