今年度(2016年度)の機能性表示食品の届出総数が13日、400品目を超え、402品目となった。制度施行以来の総届出数も700品目を超え、届出自主撤回分も含めて累計712品目にまで増えた。今年度が終わるまでに800品目を超えるとみられる。
オリザ油化㈱がジュンサイエキスから新規化合物を発見し、美肌作用に関わる生理活性のあることを見出し、このほど特許を取得した(第6075025号)。
ブルガリア ローズ ジャパン㈱は、帝京大学医真菌研究センターとの共同研究により、ダマスクローズウォーターが好中球の活性を抑制して、抗炎症作用を示すことを確認した。
ユーグレナグループでユーグレナ(ミドリムシ)の生産を行う八重山殖産㈱は、かねてより進めていた生産設備増産工事を終え、1日、年産160t体制(ミドリムシ粉末ベース)で本格稼働を開始した。生産体制を従来比2倍に高め、国内外の需要拡大に対応する。生産体制に拡大に合わせ、ミドリムシ原料開発やテスト生産を実施できる体制も整えた。
機能性食品素材の研究開発を進めるアークレイ㈱は、コンブやワカメに代表される大型海藻の有効活用、産業化を推進することを目的とした「海藻活用研究会」を発足した。北海道の函館地域産業振興財団や海洋研究者などを共同発起人に、函館地域の産官学連携で取り組む。
6日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、アミノアップの酵素処理アスパラガス抽出物に含まれるジペプチドを機能性関与成分にした届出が追加された。新規の届出成分で、睡眠に関する新たな機能性を訴求する。届出者は大塚製薬。商品名は「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」で、食品分類はサプリメント。
三菱化学フーズ㈱は100%子会社のエーザイフード・ケミカル㈱を4月1日付で吸収合併する。また、同日付で社名を「三菱ケミカルフーズ株式会社」に変更する。社名変更は、親会社の三菱化学㈱が三菱樹脂㈱、三菱レイヨン㈱と統合し、同日付で三菱ケミカル㈱が発足するのにも伴うもの。1日に発表した。
㈱ビーアンドエス・コーポレーションは、認知機能改善作用が確認されているホタテ由来プラズマローゲンの原料供給を今春から開始する。これまで、容易に酸化する性質から自社製品への利用に限定していたが、包接技術により安定化に成功、原料供給に乗り出す。