消費者庁は1月30日、2015年度から5年間の消費者政策の基本方針を示す「消費者基本計画」の素案をまとめた。また、施策の取組みスケジュールを明示した工程表(素案)も新たに策定、いずれも今月19日まで国民から意見を募集する。同基本計画は今後、国民の意見や消費者委員会の審議などを経て、今年度中に閣議決定する。
機能性表示食品制度を活用することで健康食品、一般食品あわせて10兆円産業化を目指すとして昨年発足した「健康食品市場創造研究会」は1月30日、第2回セミナーを都内で開催、事務局によると会員企業から約240名が参加した。会員企業はドラッグストア、健康食品・医薬品企業、卸のほかスーパーマーケット関係者も一部含む。昨年12月開催の第1回セミナー参加者は約190名だった。
健康食品、医薬品、化粧品受託製造の三生医薬㈱(静岡県富士市)は、今月1日付で代表取締役会長兼CEOに松村誠一郎氏が就任したと発表した。四條和洋代表取締役社長は引き続き経営全般に携わり、松村会長とともに〝お客様志向〟追求のための新たな経営体制構築に向け力を合わせていく。
日本水産の大木伸介・食品事業執行(取締役執行役員)は28日、機能性表示食品制度を食品事業全体で活用していく方針を明らかにした。フィッシュソーセージ・ハムをはじめ、冷凍食品、練り製品や缶詰めなど、家庭用食品の「全てのカテゴリーにおいて機能性を入れた商品群を発売したい」と述べた。今秋から市場展開していく計画だ。「2015年春・夏新商品発表会」の中で、記者に説明した。
経済産業省が29日に発表した、昨年12月の専門量販店販売統計(速報)によると、同月のドラッグストア販売額(1万3336店舗)は4481.03億円だった。調査は昨年1月から開始されたため、前年同月比較はできない。前月確報との比較では14.5%(567.54億円)の増加。
健康食品受託製造の三生医薬㈱は、同社大渕工場(静岡県富士市)が、国際的第三者認証機関のNSFインターナショナル(本部・米ミシガン州)より、cGMP(NSF/cGMP)の施設登録を得たと発表した。登録日は昨年12月22日。
㈱アミノアップ化学は28日、2012年より国内市場を中心に販売展開してきた酵素処理アスパラガス抽出物「ETAS(イータス)」が1月7日付で米国のセルフGRAS認証を取得したと発表した。認証取得により、米国市場をはじめとした海外市場への展開も加速させる。
「海外セレブが利用する健康に良い油」などと称され、食用油はじめ、健康飲料、化粧品など様々な商品展開で裾野を拡げてきたココナッツ関連商材。国内外ではココナッツの実の中に含まれるウォーターが商品展開を先行しオイルが追随したかたちだが、国内ではオイルを中心にその認知が広がりつつある。またここにきて健康雑誌や女性誌、テレビへの露出も相次ぎ、市場が急速に拡大しそうな様相を呈してきた。
㈱ユーグレナは23日、中国に子会社を設立すると発表した。今年4月にも台湾の食品原料販売会社との間で上海に合弁会社を立ち上げ、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)を配合した自社商品の販売、OEM供給をスタートさせる。