仏ホーファーリサーチ社の抗酸化物質「ピクノジェノール」が男性不妊治療に有効であるという追加報告が発表された。この報告は6月12~13日に開かれた第33回日本アンドロロジー学会学術大会で、獨協医科大学越谷病院泌尿器科・岡田弘教授の研究グループが発表した研究成果に基づく。
雪印メグミルク㈱は、同社が保有する乳酸菌「ガセリ菌SP株」の腸管定着性及び、腸管への有害菌付着抑制のメカニズムを確認した。この成果は北里大学獣医学部との共同研究によるもので、17日から広島市で開催される日本乳酸菌学会2014年度大会で発表する予定。
在日米国商工会議所(ACCJ)のダイエタリーサプリメント小委員会(天ケ瀬晴信委員長)は8日、消費者庁で検討している食品の新たな機能性表示制度を、国際基準に近づけるよう求める意見書をまとめた。近く消費者庁などに提出する見通し。
米ぬかから95%以上の高純度セラミドを工業的に連続生産できる新技術を、日本製粉、オルガノ、農研機構が共同開発した。米ぬか以外を原材料とする植物セラミドにも応用可能。生産コストをより抑える必要はあるが、食品・飲料への添加もできる。高純度セラミドは従来、分析用の標準品試薬しか存在せず、価格も高価だった。
2013年度(13年4月~14年3月)に不当表示など景品表示法違反で国が措置命令を行った件数が45件だったことが、このほど消費者庁がまとめた景品表示法の運用状況で明らかになった。前年度に比べ8件の増加で、このうち17件は、今年3月に二酸化塩素を利用した空間除菌グッズの効果に関する不当表示の再発防止などを命じる措置命令だった。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱は、ダイエット食品「スリムアップスリム」シリーズから、満腹感をサポートするチアシードを配合した「スリムアップスリム チアシード ダイエットケア」(20袋、1620円・税込)を9月1日に発売する。
認知症サプリメント研究会(代表世話人=順天堂大学大学院認知症診断・予防・治療学教授・田平武氏)の第10回研究会が東京・品川にて10月4日に開催される。これまでにもクルクミン、フェルラ酸、ヒューペルジンA(トウゲシバ抽出物質)、アスタキサンチン、アラキドン酸、DHA、ホスファチジルコリン、イチョウ葉などの検証報告を行っており、今研究会の演題等は詳細を調整中だが、「今回も画期的な報告がされるだろう」(関係者)と期待を寄せている。
オリザ油化㈱は7日、慶応義塾大学医学部眼科学教室との共同研究でドライアイ予防作用をラットで見出していたマキベリーエキスについて、社内臨床試験を実施し、ドライアイ改善作用を確認したと伝えた。同社のマキベリーエキス「マキブライト(MaquiBright)」を1日当たり30㍉㌘あるいは60㍉㌘摂取すると、摂取1カ月で涙液量が有意に上昇し、ドライアイQOLスコアも有意に改善したという。
米デュポンのニュートリション&ヘルス事業部が、スペインのバイオ企業のAB‐Biotics社が開発したプロバイオティクス製剤に関してグローバル提携およびライセンス契約した。同製剤は健康リスクがある人のコレステロール値を健康的水準に維持する機能が臨床的に実証されたものだといい、デュポンでは今後、同製剤を独占的に生産、販売していく。
漢方薬を中心に免疫力向上などを目的とした独自性のある健康食品を販売する㈱タキザワ漢方廠は、〝気軽に立ち寄れる漢方薬局〟をコンセプトとした漢方の専門店「KANPO煎専堂」を、JR大宮駅東口から徒歩5分、様々な商店が立ち並ぶ一の宮通りの立地に3日にオープンさせた。