健康食品を含む食品の機能性表示が今年度中に実現する。消費者庁の「食品の新たな機能性表示に関する検討会」は18日、最終製品ではヒト試験の実施、食品成分では査読つき論文など広く入手可能な文献を用いたシステマティックレビュー(SR)で肯定的な結果が得られたものについて、機能性表示を認めるとする報告書案をとりまとめた。近日中に最終報告書として公表される。機能性表示制度は、昨年6月に閣議決定した規制改革実施計画の通り、来年3月までに実現の運びとなった。
韓国生活用品最大手LG生活健康のグループ会社、銀座ステファニー化粧品とR&Yが7月1日付で合併し、存続会社の銀座ステファニーが新体制に移行した。常駐しないチャ・ソクヨン社長(LG生活健康CEO兼LGグループ副社長)に代わり、元R&Y社長の竹尾昌大氏と銀座ステファニー役員の安藤恵子氏の二人が取締役副社長として経営を主導する。合併に伴い、同社の年商は150億円規模に拡大。さらなる成長のかじ取り役は、竹尾副社長が担う。
日本ランチェスター工業㈱は、来春をめどに三田市西相野に構える本社工場を移転、新設することを決めた。生産能力を現在の3~4倍の規模に引き上げ、増加傾向が続く国内外からの受注に対応する狙い。
各種健康茶の受託製造を手掛ける㈱ファイナールは、食品安全マネジメントシステム規格FSSC22000認証を取得したと発表した。認証取得日は6月30日。
病気や怪我などの自覚症状が最も多いのは男性「腰痛」、女性では「肩こり」であることが、厚生労働省が15日に発表した「平成25年国民生活基礎調査」の結果分かった。男性では次いで「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」、一方女性では「腰痛」、「手足の関節が痛む」の順になった。
食品表示法の施行に向け、食品表示の新ルールとして消費者庁が先月まとめた食品表示基準案(パブコメ案)の説明会が、今月から全国7会場開始された。15日には東京(三田共用会議所)で行われ、企業や消費者、近隣自治体の担当者らが集まり、同庁の説明に耳を傾けた。同案は来月10日までパブリックコメントの募集も行っており、その後は消費者委員会の審査を経て公布、来年6月までの同法施行に合わせて内閣府令として施行される予定。
太陽化学㈱とオランダ・DSM社は、DSMが持つ緑茶抽出物製品「テアビゴ」事業を太陽社に2014年末を目途に権利移譲することを前提としたライセンス契約を締結した。太陽化学が15日発表した。
各種健康食品を製造販売する㈱ファインは、健康油として利用が高まっているココナツオイルを用いたサプリメント「ココナツオイルダイエット」を9月に上市する。
日本製粉㈱は今年10月1日から、「食の力シリーズ」と銘打って3品目の健康食品を新発売する。3品とも調剤薬局に卸していく。すでに同社は「アマニ油」などの取扱いで全国500店以上の調剤薬局と取引しているが、薬品卸のアルフレッサや東邦薬品などのルートで卸す計画だ。
リンゴやローズマリーなどの植物に含まれる化合物「ウルソル酸」の引合いが一部で高まっている。リンゴの皮に含まれる同物質について、疾病や加齢による筋肉減弱の予防作用を持つ可能性が、マウス試験で報告されていることが背景にありそうだ。