ポーラ化成工業㈱が「肌が乾燥しがちな方に適する」旨の特定保健用食品の表示許可申請を行っていたことが分かった。関与成分は、保湿機能を持つことで知られるグルコシルセラミド(植物セラミド)。消費者庁が31日、発表した。今後、消費者委員会の新開発食品評価調査会で審査手続きが開始される。
31日に特定保健用食品の表示許可に関わる消費者委員会への諮問が同日行われたのは、ポーラ化成工業の粉末顆粒食品以外にも8製品あり、この中には、花王が申請した、「体脂肪が気になる方に適する」旨のクロロゲン酸類を関与成分とする粉末飲料も含まれる。
通信販売の㈱スクロールは、同社が静岡県浜松市に保有するロジスティクスセンター内に化粧品やサプリメント専用の物流センターを新たに建設し、来年3月から稼働させる。
健康産業流通新聞7月24日付号で掲載した「健康食品受託事業者特集」では、健康食品の機能性表示制度を期待するかどうかを各受託事業者に訊ね、「期待する」が54%(20社)、逆に「期待しない」が21%(8社)との集計結果をまとめているが、期待しない理由の大半が「中小企業には厳しい内容」だった。「わからない」(7社・19%)や期待すると答えた企業の中でも、その点が新制度の課題だとする指摘も多く見られた。
コラーゲンペプチド製造販売の新田ゼラチン㈱のほか同社グループ会社がインドの複数の医療機関で以前実施した、同社製コラーゲンペプチドの摂取に伴う変形性膝関節症(OA)に対する有効性を調べるプラセボ対照無作為化二重盲検臨床試験について、試験結果をまとめた論文がこのほど海外学術誌のウェブ版に掲載された。変形性膝関節症患者を被験者に実施したもの。同社が今月、発表した。
厚生労働省は、現在同省の検討会で基準などを検討している「日本人の長寿を支える『健康な食事』」のマークデザイン案の公募を開始した。来月29日まで受け付ける。
自民党統合医療推進議員連盟(会長・鴨下一郎衆議院議員)は22日に開いた総会で、「今後の統合医療の推進方策および各省庁の予算要求に対する提言」を採択した。提言では、昨年8月に安倍晋三首相に提出された社会保障制度改革国民会議報告書に基づき、地域完結型の医療・介護サービス体制を構築するために「統合医療推進基本法(仮称)」の制定と担当事務局の設置、さらに関係省庁に予算確保を求めた。
国内における乳酸菌関連技術、特許総合力トップ3は明治、ヤクルト本社、ネスレになったことを㈱パテント・リザルトが発表した。このランキングは、特許の先行技術具合や競合他社からの注目度を、多面的に判断し、それぞれを数値化した同社独自の指数によるもの。
アジア地域でコラーゲン飲料や粉末を定期的に利用している女性の割合を調べた結果、バンコク(タイ)の方が東京やソウルに比べ高いことが分かった。ジャカルタ(インドネシア)も東京とほぼ同じ割合だった。この調査は、㈱日本能率協会総合研究所が今年2月20日~3月4日にかけて、バンコク、ジャカルタ、ホーチミン、ソウル、東京に3年以上居住する20~50歳代女性2000名(各都市400名で年代ごとに100名)を対象に実施した。
食品や化粧品を販売する㈱コンコードは、肌の抗糖化をテーマにした研究から生まれた美肌茶房シリーズから、新たに夏向けの茶飲料2品を発売した。18日から同社オンラインショップで先行販売している。