農林水産省は「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」に基づく2014年度の新規研究課題63課題を採択した。同事業は農林水産業や食品産業の成長産業化に必要な研究開発を支援するため、13年度から実施している提案公募型の研究助成事業で、基礎から実用化に至る3ステージに分けて研究を支援する。
消費者庁は8日、消費者向け広告表示などについて、事業者が講じるべき管理体制に関する景品表示法上の指針(ガイドライン)案をまとめた。今年6月に成立した改正景品表示法に対応したもの。来月16日まで一般から意見を募集する。
コンビニエンスストア(CVS)の機能性食品売上は、大塚製薬とアサヒフードアンドヘルスケアの2社合計のシェアが50%超で推移している。POSデータ分析のデータビジュアル㈱が調査したもので、調査対象店舗は首都圏270店。今年7月28日から8月3日の1週間を対象にPOSデータを分析した。
消費者委員会は5日、消費者庁から特定保健用食品(トクホ)の表示許可に係る審査依頼(諮問)があったノンアルコール飲料2商品について、トクホとして認めない旨の判断を下し、同庁に答申した。2商品はサッポロビール㈱が申請した、食物繊維(難消化性デキストリン)を含み、食後の血糖値が気になる方に適する旨の表示を求めた商品と、花王㈱が申請した、茶カテキンを含み、体脂肪が気になる方に適する旨の表示を求めた商品。いずれも商品名については非公表。
弘前大学とダイドードリンコ㈱は、青森発の機能性素材プロテオグリカンで共同研究を開始すると6日発表した。「抗酸化・アンチエイジング」「免疫調節作用(抗アレルギー)」「抗肥満作用」の3つのテーマで研究を進め、商品開発や特許申請などにつなげる。
βクリプトキサンチンを規格化した温州ミカンエキス原料のサンプルワークを、アークレイ㈱からだサポート研究所が進めている。ペースト状の製品で、ドリンクやゼリーなどにも配合可能。今年11月までに本格供給を始める計画だ。
レスベラトロールやセサミンが神経変性疾患の予防に働く可能性のあることが分かった。京都大学農学研究科などの研究グループが突き止め、このほど英国科学雑誌の電子版に発表した。
化粧品製造販売の㈱シーボンが天然酵母飲料製造販売の㈱ジャフマックの株式を6月30日付で取得し、非連結のグループ会社化していたことが分かった。取得価額は非公開。
筋肉増強機能が期待できる黒ショウガエキス原料の開発を日本タブレット㈱が進めている。今秋にも上市する計画。製剤OEMとともに原料供給にも乗り出す方針だ。