消費者庁は、6月に公布された食品表示法に基づく表示基準案を、来夏にも取りまとめる方針を示した。案はパブリックコメントを経て修正したあと正式に公布する見通し。
協和発酵バイオ㈱が血管拡張作用のあるシトルリンについてスポーツサプリメント向けの配合提案を強めている。スポーツサプリの一分野として米国で市場拡大している「プレ・ワークアウト」(運動前)の考えを日本にも普及させる。消費者ヒアリングなどを通じて立ち上げた新たな訴求コンセプト「血流を介したパフォーマンス、集中力アップ」に基づき、スポーツサプリとともにエナジードリンク領域への拡販も同時に進める。
サントリー食品インターナショナル㈱は6日、平成25年12月期・第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期比12%増の8371億5700万円、営業利益は同20.0%増の522億1000万円、経常利益は同20.3%増の484億9300万円だった。
消費者庁は1日、健康食品の表示、広告に関する景品表示法及び健康増進法の留意事項案を公表した。消費者委員会が1月にまとめた健康食品の表示のあり方に関する建議で、厚生労働省が2003年に策定した現行指針の改正を求めたことに応じたもの。来月1日まで一般から意見を募集したあと、年内にも取りまとめて公表する。
トマト由来リコピン製造販売大手のライコレッド(イスラエル)は、同社の主力リコピン原料「ライコマート」にトマト由来抗肥満成分として注目されている「13‐オキソ(13-oxo-ODA)」が高含有していることを確認した。今後、同成分含有量を規格化した新製品を開発し、市場投入する計画だ。
消費者庁は1日、特定保健用食品(トクホ)2品を新規許可した。許可したのは血中中性脂肪を減らす作用があるモノグルコシルヘスペリジンを含んだ炭酸飲料「スタイリースパークリング350ml」(申請者は㈱伊藤園)と、カルシウムを含み、骨粗しょう症リスクを低減するフィッシュソーセージ「スタイルワンおさかなソーセージ」(同日本水産㈱)。
サントリー食品インターナショナル㈱は、今年6月に発売したウコン由来の微粒子クルクミンを配合した飲料「超ウコン」の販売チャネルを拡大させる。
日本健康・栄養食品協会は10月29日、メディア懇談会を開き、下田智久理事長をはじめ役員らが出席。政府が検討を開始した健康食品の機能性表示制度や協会活動などについて意見交換を行った。
化粧品・健康事業の再構築を掲げ、来年4月から持株会社体制に移行する㈱ファンケルは10月31日、今後の中核商材となる発芽米に含有するPSG(アシル化ステロール配糖体画分)をメイン原料としたサプリメント「発芽米パワー PSG」を11月20日に市場に投入すると発表した。まずは中京・東海地区の直営店舗、通販で売り出し、来年から関東エリアを経て順次全国へ販売網を拡大させる。販売体制を逐次整備しながらの初年度は1億数千万円の売上見込みだが、来期は20億円、3年後50億円まで育て上げる方針だ。
日本訪問販売協会がまとめた2012年度(平成24年度)の訪問販売売上高(推計)は、前年度比3.59%(650億円)減の1兆7470億円だった。売上減はこれで16年連続となり、1982年度の1兆5800億円以来の低水準となった。ただ、減少幅は前年度の4.84%減よりも圧縮されており、底入れ期待もある。