健康食品原材料による育毛ケアの市場構築が進みそうな様相を呈してきた。これまで育毛ケアのカテゴリーは食品では困難な表示領域だったが、機能性表示食品における「頭皮環境」のワードが可能となったことで、育毛ケアをイメージさせることの健康食品の開発が進みそうだ。育毛ケアを直接的に表現しているものではないものの、新たなヘルスクレームの誕生で、新たな市場構築が推し進むことに期待がかかる。
美容素材の中でも、セラミドは制度面と市場認知の両方で安定した地位を築いている。植物由来のイメージの良さに加え、「肌の潤い」「保湿」を想起させる素材名として消費者への浸透度も高い。市場は成熟段階に入りつつあるが、海外展開や用途拡大も含め、セラミドの現在地と今後を探る。
古来晴れなのに雨が降るのは「狐の嫁入り」と呼ばれ不思議な現象とされてきた。株価が6万円超と過去最高を更新し続け、一方で円安や長期金利指標が進行する今の経済状態も狐につままれたような感じである。とは言え、サプリメントの市場はここ四半紀にわたり、横ばいだ。機能性表示食品が台頭しているが、全体のパイが大きくなっている訳ではないのだ。業界全体を鼓舞する振興策はないものか。
健康食品受託製造大手の三生医薬㈱(静岡県富士市)が、独自機能性食品素材の「ホヤ由来プラズマローゲン」の認知拡大に向けた新たな取組みを始めている。これまでの川上の立ち位置でプラズマローゲンを広げてきた同社の、今後のBtoCによる新たな取組みについて、又平芳春・常務取締役に話を聞いた。
「腸活」や「ポストバイオティクス」をキーワードに、市場が拡大している乳酸菌生産物質・代謝産物。今年も市場は堅調に推移している様子で、原材料及び最終製品メーカーともに動きは活発だ。アスリートへの支援や海外進出、機能性研究、プロテインやペットサプリへの配合など取組みは多岐にわたる。認知度は拡大の一途で、今後もさらなる市場拡大が期待される。
春過ぎて夏来にけらしーとの百人一首ではないが、初夏へ向け商戦が動き出した。イラン戦争による原油不足という生活や経済全般への不安要素は残るが、ここ数年の停滞を吹き飛ばす新風を期待したいところだ。なかでもファンケルとサントリーの新しい動きは注目だ。制度やマーケット、業界の未来を拓く要素が内在しているからだ。
コロナ禍を契機に再評価された植物発酵エキス市場は、構造的な転換局面に入っている。ファスティング(断食)用途の広がりを背景に市場を拡大してきたが、足元では腸内環境や体調管理といった用途への回帰が進む。同時に、体感に依存していた価値はエビデンスやデータによる裏付けへと比重を移し、「なんとなく良い」から「説明できる製品」へと位置付けが変わりつつある。現状について各社を取材した。
ここ数年、右肩上がりで規模を拡大させてきた青汁市場だが、ここにきて鈍化傾向の様相を示している。物価高騰、健康意識の希薄化など要因は様々あげられるなか、市場はどう動いていくのか。以前の「野菜不足解消」による需要から、機能性表示食品による直接的な訴求が可能な青汁への評価が高まりつつある。
春爛漫。桜は東京では3月下旬に開花、幾度か雨にも打たれたが入学入社式の今週まで咲いている。街ではフレッシュな装いの新人の姿が目立ちこの季節さながらの初々しさだ。我が業界の新しい注目と言えば、昨年から続くサプリメントの定義とルールの行方だ。3月末に消費者庁が論点整理を公表してほぼ方向性は見えてきた。